柿沼とプーパンレックは前回ドロー、決着戦も王座決定戦で争われる
2021年12月5日(日)東京・ニューピアホール『BOM WAVE07- Get Over The COVID-19』の対戦カードが発表された。
今大会は2部制で行われ、第2部のメインイベントはWBCムエタイ・ナイカムノトム・スーパーバンタム級(55.35kg)王座決定戦3分5Rで、名高・エイワスポーツジム(エイワスポーツジム)とクン・ナムイサン・ショウブカイ(尚武会)が対戦。
セミファイナル(第6試合)は、WPMFインターナショナル・スーパーミドル級(76.20kg)王者決定戦3分5Rで、柿沼慶(ポゴナクラブ)vsプーパンレック(タイ)。
柿沼はスーパーウェルター級らしい強打を武器とする選手で、2018年12月に王座決定戦でWMC日本同級王座を獲得すると、翌2019年4月には王座決定戦で同インターコンチネンタル王座も獲得。同年12月には王座決定戦でBOMスーパーウェルター級初代王座に就き、2020年2月に念願のIBFムエタイ世界スーパーウェルター級王座決定戦に臨んだが、古豪レック・エイワスポーツジムにTKOで敗れ世界王座奪取ならず。10月のBOMではムエサイアムミドル級王座決定戦をプーパンレックと争ったがドロー、12月のIMCインターコンチネンタル・ミドル級王座決定戦ではクリスチャン・ジョセにTKO負けを喫した。前戦は9月に緑川創にKO負け。
プーパンレックとは2020年10月のムエサイアムミドル級王座決定戦でドローになって以来の再戦。
WMCインターコンチネンタル・ミドル級(72.57kg)王座決定戦3分5Rでは、クリスチャン・ジョセフ(尚武会)とMIKE JOE(BATTLE FIELD・TEAM J.S.A)が対戦。
ジョセフはアメリカ人で、現在日本の米軍基地に勤務。アメリカ、韓国で試合経験があるという。2020年12月のBOMに初参戦すると、柿沼を4RでTKOに破り、IMCインターコンチネンタル・ミドル級王座に就いた。
JOEはアマチュアボクシングからキックボクシングに転向し、MMAにも挑戦した184cmの長身選手。2020年8月のKrushに初参戦すると、藤村大輔を相手に独特な柔らかい動きでパンチをかわし、右のストレート&フックをヒットさせての判定勝ち。12月の『スーパービッグバン』では神保克哉に判定で敗れたが、今年3月のK-1では木村“フィリップ”ミノルの代替選手として出場したEITOを2Rに右フックでKOするも、9月のBOMでは松島勲也に延長戦の末に判定負け。第4代Bigbangスーパー・ウェルター級王者であり、2階級制覇を目指す。
第4試合のWPMFインターナショナル・ライト級(61.23kg)王者決定戦3分5Rは、レンタ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション)vsリク・シッソー(トースームエタイシンジム)。
レンタは福田海斗や石井一成が所属するウォーワンチャイプロモーション所属で、ムエタイの本場ラジャダムナンスタジアムにも上がっている和製ムエタイの注目株。アマチュアで約70戦を経験し、9月にはWMCインターコンチネンタル・ライト級王座決定戦で晃希に初回KO勝ちして王座に就いた。
リクは2018年9月に高校3年生でWMC日本スーパーフェザー級王座に就いたが、2020年12月の初防衛戦で敗れて王座を失った。その後は2021年10月にロムイーサンをTKOに破り、スック・ワンキントーン・ライト級王座を獲得した。
若き和製ムエタイ戦士2人によってタイトルが争われる。