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【Krush】MIOにリベンジして初防衛に成功した菅原美優、ゴロフキンへの愛を語る「結婚したいくらい好きです」

2021/11/21 15:11
【Krush】MIOにリベンジして初防衛に成功した菅原美優、ゴロフキンへの愛を語る「結婚したいくらい好きです」

顔に目立った傷や腫れもなく、笑顔で会見に登壇した菅原

 2021年11月20日(土)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.131』の一夜明け会見が、21日(日)都内にて行われた。

 メインイベントのKrush女子アトム級タイトルマッチで、挑戦者のMIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)からダウンを奪って判定3-0(30-28×2、29-28)で勝利、初防衛に成功した王者・菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が出席。前夜の試合を振り返った。


「しっかりリベンジすることが出来て嬉しいです。たくさんの方に感謝の気持ちでいっぱいです。押忍」と、笑顔の菅原。タイトルを守った心境を聞かれると「嬉しいのが率直な意見ですけれど、今回は防衛戦という意識が正直あまりなくて、勝つことを凄い意識していたので勝って表彰式があってベルトを巻いてもらって返って来たんだなって。そこで実感が沸いた感じでした」と、勝つことだけに集中して防衛戦ということは考えていなかったという。

「プレッシャーは多少なりとももちろんありましたけれど、それよりも勝ちたかった。勝ちたくてしょうがなかったので、それしか見てなかったので、それが良かったのかなって感じです。押忍」


 周りからは「いっぱい成長したねと言ってもらえて嬉しかったです」と嬉しい声を掛けられ、「たくさんの方にお世話になって。選手に(ジムへ)来てもらったり出稽古行かせていただいたり、ボクシングの選手とたくさん手を合わせる機会を作ってもらえて。元々、自分はボクシングが好きなので勉強して楽しく学べました」と、対人練習とボクシング特訓が実を結んだとした。

 試合の映像はすでに見たと言い、「お家に帰って見てみて、前よりはだいぶマシですけれど、もっと出来たなと思うところがあって。欲って出るものなので、引き続きそこをまた成長できるように頑張るしかないかなって感じです」との向上心。


 前回のMIOとの対戦では決まりづらかった得意の前蹴りが、今回は何度も決まった。その理由は蹴るタイミングを変えたのかと聞かれると「変えてないんですよ。変えたつもりはないんです。でも思うのは、パンチが伸びると蹴りも自然と伸びるんですよね。何でかは知らないんですけれど(笑)。パンチが出来るようになって蹴りも良くなって、蹴りも良くなってパンチも良くなって…という風に全体的にいい方向に行ったかなっていう。バランスが良かったのかなって言うか。単発にならない練習をずっとしていたので、少しは上手くつながったのかなって感じです。押忍」と、パンチ技術の向上で蹴りがより活きるようになったと感じているようだ。

 メインイベントを好試合で締めくくれたことには「それも正直、あまりよくないと思いますけれど、メインイベントだということをガン無視していて。勝つことだけに一生懸命に頑張って結果がついてきたので、自分の王者としての在り方もそういう感じで。何でも一人で突っ走って一生懸命やればついてくるかなってそう思いましたね」と、これも意識はしていなかったと言い、王者としての在り方を悟った。


「試合前に『王者の器じゃない』って言われちゃったので、いろいろ考えたんですよ。王者ってどういう存在なんだろうって。そんな簡単に答えは出なくて(笑)。でもやり方はきっといっぱいあるだろうし、引っ張り方もたくさんあるだろうし。私の場合は、たぶん女子選手は私の事気に入らないだろうし、好きじゃない方の方が多いと思うので、引っ張っていくというよりかは写真集の仕事させてもらったり、メディアのお仕事もたくさんさせてもらっているので、勝手に一人で突っ走っていこうかなと思って。それが悔しいんだったらもっと周りの選手に追いついてきてもらって、という形で切磋琢磨していけたらなと。そういう方向の方がみんなで頑張れるのかなと私は思っています」と、自分のやり方で突っ走って王者として女子部門をけん引していきたいとの考えを述べた。


 来年の目標を聞かれると「MIO選手も言っていたんですけれど、最近45kg(女子アトム級)が凄く盛り上がってきているので、K-1に新しい階級を作ってもらえるように、自分を筆頭に45kgの選手みんなで盛り上げていけたらなというのが一番大きい目標です。押忍」と、K-1の女子アトム級タイトルを作ってもらえるような活躍をしていきたいとする。

 そんな菅原の年末の楽しみは、12月29日に日本で行われるボクシングWBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(帝拳ジム)と、IBF同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)によるWBA&IBF世界ミドル級王座統一戦。菅原はゴロフキンの大ファンなのだという。


「チケットが欲しいんですよ~(入手に)頑張ります。真摯で強いところが好きです。テレビを見ていたら他の選手が試合をしている時に、リングサイドで見ていたゴロフキンがカメラに抜かれたんですね。めちゃめちゃ普通のサラリーマンなんですよ。エリートサラリーマンみたいな。なのにめちゃめちゃ強いギャップにやられて、結婚したいくらい好きです(笑)。押忍」と熱烈なファンぶり。

 また、会見などで“押忍”を多用する理由、どのような意味を込めて押忍を使っているのかと聞かれると「以上です、みたいな感じですかね。押忍(笑)」と深い意味はなかった。


 ちなみに芸能活動ではどんなことをやりたいかと聞かれると、「無人島に行きたいです(笑)。サバイバル生活がしたいです。それか、池の水を抜きたいです(笑)」と人気番組に出たいと笑う菅原。

「引き続きもっともっと強くなれるように努力するので、これからも応援お願いします。押忍」と締めくくった。

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