MMA
インタビュー

【RIZIN】浜崎朱加「ほんとうに5年前と別人」──新たな減量方法、練習環境で魅せる“シンRENA”とは?

2021/11/20 07:11
 2021年11月20日(土)、沖縄アリーナにて『Yogibo presents RIZIN.32』が開催される。  メインイベントは、RENA(SHOOTBOXING/シーザージム)と山本美憂(KRAZY BEE/SPIKE22)が、5年2カ月ぶりの再戦に向けて前日計量をパス。その後、RENAとセコンドの現RIZIN女子スーパーアトム級王者・浜崎朱加がインタビューに応じた。  計量は、「普通に落ちていて、49.5kgくらいかなと思ってましたけど、沖縄で用意してもらったものと、自分で購入したもの、風呂場の体重計と全部違って(笑)、アンダーだったので、いいや飲んじゃえと思って少し水を補給したくらいです。ジャストで問題なかったです」と笑顔のRENA。  その理由は新たに導入したウォーターローディングにある。  それは、水分を計画的に摂取することで、疲労回復を早め、試合中の運動能力の低下を防ぐ方法で、減量時にも水分をインターバルをあけて小まめに補給しながら練習を行う。 「村田夏南子さん、佐々木憂流迦さん、砂辺光久さんもトレーニングされているKJトレーニングで、トレーニングも減量も見てもらって、すごく体調も良くてすっと(体重が)落ちたのでこんな楽な減量方法があったのかと感じました。もちろん楽ななかにもしんどさはあるんですけど、すごくいい状態に持ってこれました。  ウォーターローディングを行って、それによる回復の仕方など細かくアメリカ最先端の技術を教えてもらえています。身体にいっぱい水を入れて負担なく落としてもとの状態に戻します」と、RENAは説明する。  難点は水を飲む量が多いこと。「ただ水を飲まなくてはいけないので、修行みたいな感じでしたけど(笑)、1日5リットル以上飲んでいました」と苦笑する。  懸念であった減量の不安を払しょくし、今回、所属のシーザージムでの打撃、AACC、そして宮田和幸代表率いるBRAVEジムにも出稽古を敢行した。  練習パートナーで、今回、RENAのセコンドにもつく浜崎朱加は 「ほんとうに5年前と別人なので、それは美憂さんも言えることなんでしょうけど、どれだけお互いに強くなってるのか。当時は(MMAの動きが多くは)できない中での試合で、今回は全く違う2人の試合が見れるかと思うと、ファン目線で楽しみです。 (一番進化したのは)もちろん寝技ですよね。ここ1、2年でだいぶ伸びているので、AACCの中でもほんとうに寝技は強いですよ。普通に(一本)獲ったりしているので、楽しみです。もしかしたら極めも強くなっている。本当にフィジカルも強くなっている」と太鼓判を押す。  RENA自身も「いま本当にすごくいい状態です。(浜崎は組み技・寝技が最も進化したと言っていたが?)おー嬉しい。一番褒められて嬉しい人なので。いろんな技が勝手に動くようになってきましたし、(一本を)取れる技もできました。前までは“これしかできない”という状況の中で試合をしていたのですが、今はいろいろできるようになってきたので、どれを使えるかな? と選択できるようになったのはすごくデカいかなと思います。 その上で、私の一番いいところは打撃。誰も持っていない打撃なので、そこを最大限に生かせるような戦いができればいいなと思っています」と目を輝かせる。 「自分の弱点を無くしていかないとダメだなと感じていました。自分の特技を活かして、弱いところを補っていかないと。その部分で勝てずとも特技を活かすためにも、ウィークポイントを削りたいと思って、自分から初めて動いたのが宮田さんのところへの出稽古で、いい波に乗れているなと感じます。  私は新しい環境がすごく好きで、新しいことが好きで、刺激が欲しかったので、その分、AACCもシュートボクシングの練習も楽しくなって、ウエイトもやり出して軽く動くようになって、点が線に繋がった中での試合オファーで、長い目で見てはいますが、もっともっと強くなれるなと思わせてくれる、それぞれのパートです」と、自ら動いたことで、あらためてモチベーションを取り戻すきっかけになったいう。  一時は引退も示唆したが、今回の試合前に撤回。再度の米国挑戦を目標とした。  RENAは「(モチベーションが)一瞬無くなっていたというのは、この1年ちょっと試合ができていない状況に繋がってきていると思います。ほんとうにどこに進めばいいのか悩んでいたというのもありますし、そこが一番の大きいポイントでした」と吐露。  しかし、「そういう中で、米国、Bellatorにもう一回、というお話もいただき、そういう道もあるんだなという風に燃えて、相手をコーナー追い詰められるリングも好きですけど、金網を使って立ち上がることが出来るケージも好きなのでまた戦いたですし、そんな中で山本美憂さんとというオファーもあり、私ももう一回やると思っていたので、それを沖縄大会のメインでやらせてもらえるのは凄く大きいです。いま(RIZINは)男性に流れを持っていかれているように感じるので、5年前の熱をもう一回ここでできたら最高だなと。  美憂さんも“私と試合がしたい”と言って下さる以上は受けないと女じゃないなって感じました。練習も宮田(和幸)さんのジムに行かせてもらったり、練習量も増えて楽しくて、流れ的に“このためだったのかな?”と思えるようなことがすごく起きて、KIDさんのこともあり、“これはやらなきゃダメだな”ってすごく感じました。今回、頑張りたいとまた思えたのは、KIDさん含め、山本一家、美憂さんという存在がすごく大きかったと思います」と、様々な出来事が重なったのも、今回の試合のためだったと思えるように戦いたいとした。  前回は、山本のテイクダウンを防いでのニンジャチョークでの一本勝ちだった。それは、両者ともに限られた選択肢のなかでの戦いだった。しかし、5年を経て、両者ともに「別人」に進化している。 「テイクダウンデフェンスの展開の先、を作れるようになったので、焦りもないですし、何でも対応できる感じです。自分がどれだけ練習でできたことが試合でできるのかなと楽しみです。余計に試合が楽しみという感覚が久々に戻って来た感じです。チョークで一本も? チョーク系は得意なので、あり得るっちゃあり得るのかなと」と、実戦での試しに胸を躍らせる部分が大きいという。 沖縄は山本の“ホーム”だが、計量時にRENAは「沖縄という最高の地で、この試合を組んでいただき、最高の状態で試合ができることをうれしく思っています。しっかりリベンジをはねのけたいと思います。ハッピーエンドにはさせません」と宣言している。 「とにかく、先に進むにもこの試合に勝たなくてはならないので勝ちます。セコンドは(浜崎)朱加さんと阿部(裕幸)さんについてもらいます」  女子格闘技の競技者を一気に増やしたRENAと山本美憂の試合。5年を経て、両者の戦いは、MMAファンをさらに魅了する戦いになりそうだ。 [nextpage] 浜崎「海外勢を呼んで欲しい」 「RENA選手はほんとうに5年前と別人なので、それは美憂さんも言えることなんでしょうけど、どれだけお互いに強くなってるのか。当時はできない中での試合で、全く違う2人の試合が見れるかと思うと、ファン目線で楽しみです。 (一番進化したのは)もちろん寝技ですよね。ここ1、2年でだいぶ伸びているので、AACCの中でもほんとうに寝技は強いですよ。普通に(一本)獲ったりしているので、楽しみです。もしかしたら極めも強くなっている。本当にフィジカルも強くなっている。 (育てて刈り取る?)ハハハ、その予定は今のところ無いですね(笑)。(RENAの引退撤回について)やっぱり(引退は)勢いで言ったのもあると思うんですけど、成長しているのが自分の中でも楽しいのなのかなと。5年もやっていれば技術もつくし、周りから見ても強くなっているし、自分でもこの先を見てみたい、というのもあるのかなと。これからまだまだ強くなっていける。そばで見ていて嬉しいし、これからも続けてほしいと思っています。 (浜崎の今後は)やっぱり大晦日に試合が出来ればいいなと思っているですけど、海外勢が入って来れれば。日本人だとなかなか相手がいないなかで、そこはちょっとRIZINさん、お願いします、という感じです(笑)。ほかの大会にも海外勢入ってきていたので、できれば呼んで欲しいです」
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