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2021年11月20日(土)の『Yogibo presents RIZIN.32』沖縄アリーナ大会で、ボビー・オロゴン(ナイジェリア)と120kg契約で対戦する、元新日本プロレスで現ボディビルダーの北村克哉(フリー)が18日、事前インタビューで、直前の試合時間変更のトラブルを暴露した。
北村は、5分3Rで行われることが発表されていた今回の試合が、17日になってボビーサイドから3分3Rへの変更要請があったと吐露。
「昨日知ったんですけど、急遽オロゴンサイドから3分3Rにと。もともと5分3R用に絞って動ける身体で臨んでいたからせめて5分2Rにという希望を出したけど、オロゴンサイドに言ったのか、それは出来ないと。3分3Rで試合の要望があり、一応承諾して、137kgから108kgに落としていたので、死闘できるような身体を、いまからは作れないのですが、カーボアップ(グリコーゲン・ローディング)して増やして3分3Rに対応できるようにしたい。最初から知っていたら、そこまでは減量してなかった。まあやるからには頑張ります」と不満を表明した。
「なぜ承諾したのか」と問われた北村は、「そうしないと試合が行われないみたいな感じになりそうだったので。ちょっとそれは困るなって思って。なんでこんなタイミングで……フェアじゃない。まったく展開が変わってくる」と渋々受け入れたことを告白。
それでも「“いつなんどきでも”元新日本プロレスのレスラーとして、フィットネスに身を投じてる者として、そのルールでも受けます」と新日イズムの常在戦場の気持ちで戦うとした。
一方で、その約1時間後に会見に臨んだボビーは、話が違うという。
「“ムラキタ”選手が喧嘩売って来るなら10分1Rでもいい。でも3分で終わるのに5分もいる? 俺から要求? するわけないじゃん。全然違う。男として言い訳の道を作るんじゃない。もともと3分の話ししか聞いていない。5分の方がいいというなら、間をとって10分でいい。間は4分? そう考えるか。とにかく時間にこだわってないけど、3分で立ち技はやっている。5分の方がやりやすいなら、5分でも10分でも……今年はもう怒らない訓練してんだよ。わざわざ言い出すのは漢らしくないな。だったら10分でいい」と、試合時間短縮から一転、試合時間延長でもいいと訴えた。
最後に意気込みを問われ、「三十路? 水着?(禊)だから、らしい試合をしたい。ムラキタ選手は喧嘩売ってくるんですよ。半分ずつ試合モードになってるので、あんまり燃えさせないでくださいよ」と、報道陣からツッコミもないなか愚痴ったボビーは、リモート会見の音声が切れる直前に、「そんなことメディアに言っていいの? 北村」としっかり名前は把握しているようだった。
果たして、19日の計量までに試合時間は決まるのか。ボビー劇場は続くようだ(※19日、3分3Rに正式決定)。