2021年11月14日(日)丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)で開催された『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA』の一夜明け会見が15日(月)大阪府内にて行われた。
中村寛(BK GYM)とバチバチの打ち合いを繰り広げ、大激闘を制したYA-MAN(TARGET SHIBUYA)について伊藤隆代表は「1年前はYA-MANのことを全く知らなかったと思いますが、ツイッターでトレンド入りしたり、最近の活躍を見るとアメリカンドリームではありませんが、まさにRISEドリームを勝ちとった選手だと思います。どんな選手でもこういうふうに結果を出していけば夢を掴めると体現した選手の一人だと思います。今後はグローブでの試合でも全然できることを証明できましたし、キャラも面白い。あんなに複雑な家庭環境だったことを僕も知りませんでした。そんな辛い想いを経て、この強さがあるのかなと。間違いなく大会MVP。MVPボーナスを出したいと思います」とYA-MANを高評価した。
これを受けてYA-MANは「一番感謝を言いたいのは中村選手。中村選手が相手じゃなかったらああいう試合はできなかったと思いますし、中村選手もああいう試合をしなかったら違う結果になっていたと思います。RISEを盛り上げたいという二人の想いが交錯して、勝ち負けを超越したああいう試合ができたと思います」と試合を振り返った。
金額は不明だがMVPボーナスが出ることについて質問されると「何か好きな物を買おうと思います。欲しい靴があるので、靴を買おうかなと」と笑顔。
ツイッターでトレンド入りしたことについては「伊藤代表の言葉通り、今年2月の大会に出た時は誰も僕のことを知らなかったと思うけど、半年でツイッターでトレンド入りするぐらいRISEは夢の団体というのを証明できたと思います」とコメント。
次に戦いたい相手については「戦いたい相手はいませんが、やはりオープンフィンガーグローブ(以下OFG)でやりたい」とOFGでの試合を希望。
YA-MANは、5月からOFGマッチが試験的に導入されてから、5月に山口侑馬を2RでKOすると、9月大会では格上のRISEライト級2位・北井智大にも1Rわずか43秒でKO勝ちをしたことで頭角を現すようになった。
「僕はああいう打ち合いはなかなかグローブではできない。OFGだと勝手に距離が縮まってああいう打ち合いになります。5月の山口侑馬戦、今回の中村戦も凄く楽しかったので、こういう試合をしたい。見ている人もああいう試合を見たいと思うし、昨日みたいな試合ができる選手とやれるなら格下でも格上とかも関係なくやっていきたい」
伊藤代表は「彼は相手との相性が大事。OFGでの4人トーナメントもやりたいと思うので、そこの主役にもなってもらいたい」とYA-MANのライト級でトーナメントを開催したいとした。