キックボクシングファイナルマッチの対戦相手として“宿敵”ロッタンを希望した那須川天心
2021年11月14日(日)丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)で開催された『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA』の一夜明け会見が15日(月)大阪府内にて行われた。
前日の大会ではRISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)がリングに上がり、“キックボクシング卒業マッチ”を2022年4月2日に東京・国立代々木競技場第一体育館で行うことが発表され、天心は「相手は決まってないんですが、僕の希望としてはロッタンともう1回やりたいと思っています。いろいろな契約とかあると思いますが、最後にふさわしい試合をしてキックボクシングの最後を飾りたいと思います」と、2018年6月17日にRISEで対戦したロッタンと決着をつけたいと希望した。
その天心のアピールを受けて、この日の会見に出席した伊藤隆代表は「それはONEサイドと話をしないといけないですし、一番の問題は体重です」という。
天心とロッタンは2018年6月に対戦した時は57.15kg契約で対戦しているが、その後ロッタンはONEフライ級(61.2kg)での試合が続いており、伊藤代表は「3年前にロッタンのジムの会長と話をしたら60kg以下に体重は落ちないと言ってました。実現するために前向きに動きますが、契約体重を調整しないといけないといけないのでその部分がネックになるかと思います」という。
(写真)2018年6月の初対決では3分5R戦っても決着が付かず、延長戦で那須川が辛勝した
「可能性はあるというより、0ではありませんし、あるとは言い切れません。ONEのスケジュール、ONEとの契約内容もありますし、それをクリアーしても一番は体重が問題になります」と再戦実現のためには契約体重が一番の問題になるとした。
なお、ロッタンは15日に自身のインスタグラムで那須川と握手している写真をアップし、「あなた(天心)が別な新しい戦いの場に行くと聞きました。もしあなたがキックボクシングのラストファイトを行うのなら、私があなたの前に再び立ちたい」とメッセージを送っている。