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【K-1】武尊との激闘から9カ月ぶりに復帰するレオナ・ペタス「1Rはムエタイ的な感じでやってコテンパンにしてから、2R・3RでボコボコにしてKO」

2021/11/08 20:11
 2021年12月4日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』にて、スーパーファイトの-61.5kg契約3分3R延長1Rでマキ・チャーチャイ(タイ/真樹ジム)と対戦するレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TOP ZEROS)が都内所属ジムにて公開練習を行った。  3月の『K'FESTA.4 Day.2』のメインイベントで武尊と激闘を繰り広げてから、9カ月ぶりの復帰戦となるレオナ。試合まで約1カ月だが、レオナはすでに戦闘モードに入っている。 「久々の試合モードで、残り1カ月くらいですけど結構、疲労は溜まってますね。試合が決まるといつも体重が落ちて、今も勝手に体重は落ちてきているんで、試合に向けて緊張感が高まってきてますね」  武尊戦までは長い道のりだった。本来なら昨年11月の福岡大会で実現のはずが、武尊の怪我でキャンセル。今年1月の代々木大会で仕切り直しになったが、新型コロナによる緊急事態宣言で大会自体が延期となり、今年3月の『K'FESTA.4』でようやく実現。対戦決定の発表から実際に拳を交えるまで実に半年間もの長い戦いだった。この間、レオナは精神的なプレッシャーと戦っていた。 「(2度の延期で)やる前は『キツいな』というのはあったんですけど、終わってみたら『貴重な経験をさせて貰ったな』と思います。自分にとってはプラスですね。あの試合を経験して、成長した実感もありますね」  試合後は1か月間の完全休養で、心身ともにリフレッシュした。 「結構、頭を打ったんでダメージもあったし、今後のことも考えないといけないんで、1カ月はボーっとしました。でも4月に弟(加藤虎於奈)も負けてしまって、Krush王者じゃなくなってしまったんで、ここは自分が引っ張っていかないとチーム全体がダメになると思ったんで、頑張っていこうと思いました」  再起戦に向けてレオナは「うるさいチャンピオンもいるし、黙らせたいヤツもいる」と「階級を上げてライト級で戦うこと」を決断。今回は61・5kg契約だが、来年はライト級での戦いに踏み出す。そのための準備としてレオナは体作りに取り組んでいる。 「今まではキックボクシングの練習と、あとはラントレだけしかやってこなかったんですけど、ちょっと体重を増やそうと思って筋トレをしていますね。『階級を上げよう』と決めてからやり始めて、今は『ちょっと下(スーパー・フェザー級)には落ちないな』っていう。強引に落とそうと思えば、まだ落ちるかもしれないですけど、もう(体が)上の階級(ライト級)になってきたのかなっていう感じがありますね」  対戦相手のマキ・チャーチャイはムエタイの強豪。とはいえ、K-1ルールでの試合となると未知数な部分が多いが、レオナは「問題ない」と言い切った。 「なんも問題ないですね。自分は前より強くなったと思っていて、まったく問題ないと思っています。あとは試合をやってみて『問題があったのか、なかったのか』というだけ。でも多分、問題なくスムーズに終わると思うんで、そこは信じて貰って、期待して貰っていいと思いますね」  公開練習でレオナは2分1Rのミット打ちを披露。力強いパンチを打ち込みながら、時折、ミットを持つ半澤代表が蹴りを入れ、レオナはスウェーで避けてからパンチを打ったり、蹴りをカットしてから蹴りを返した。これは自身初の「対ムエタイ戦士」を意識してのことで、チューチャイ戦に向けて、入念にシミュレーションを繰り返していることがうかがわれる。 「僕、負けず嫌いなんで、同じ土俵で1回戦ってから勝ちたいと思ってるんですよ。だから1Rはムエタイ的な感じでやってコテンパンにしてから、2R・3RでボコボコにしてKOしたいなって。会見で“秒殺”って言ったんですけど、ちょっと秒殺じゃなく、楽しくやりたいなって思ってます」 「秒殺」を撤回までして、蹴り合いを宣言するのは、レオナの自信の現れである。「今まで僕は『パンチの選手』だと思われてると思うんですけど、蹴り合いも全然強いし、自信もあるんで『蹴り合いでも勝てるよ』っていうところを見せたい。『レオナは何でも出来るんだな、また進化したんだな』と、見ている人に今回の復帰戦で見て貰いたいと思ってます」  そして、こう付け加えた。 「自分が進化したのか、それとも壊されて打たれ弱くなったのか。ファンの人も、アンチの人もいると思うんで、それを12月の試合に見てくれればいいかなって思います」  武尊戦までの半年間で、レオナのメディア露出は増えて、知名度も上がったことを実感しているという。 「結構(知名度は)上がってて、普通に歩いてて話しかけられたりもするんで。嬉しいことで、ちょっとずつ見て貰うことも増えたなって。でも、僕は芸能人じゃないんで、試合で見せないといけない。もっと感銘を与えられるような試合をしたいと思います」  最後に、ファンへ向けてレオナはこんなメッセージを送った。 「この8カ月くらい、さぼらずにやってきたこと、進化してきたことを見せたいなって思ってるんで。ファンのみなさんに対して裏切らないで(練習を)やってきたんで、そこをしっかりと見て貰いたいなって思ってます。3月28日は、応援していただいてたんですけどKO負けしてしまったので、12月4日は必ず、前回の分まで期待に応えられるように頑張りますので、応援お願いします」
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