2019年5月18日(土)19日(日)大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)で全日本フルコンタクト空手道連盟(JFKO)主催『第5回全日本フルコンタクト空手道選手権大会』が開催された。
JFKOは国内20万、世界2000万人の競技人口を誇るフルコンタクト空手のオリンピック種目化に向けて活動する、フルコンタクト空手界初の競技統括組織。2019年5月現在、313の流派団体が加盟している。理事長は緑健児・新極真会代表、副理事長は芦原英典・芦原会館館長、渡辺正彦・空手道MAC代表が務め、理事にはかつてK-1ヘビー級で活躍し、現在は総合打撃道・佐竹道場の佐竹雅昭代表も名を連ねている。
各階級の入賞者たち
第5回となる今大会は、2020年に開催されるフルコンタクト空手界初の統一団体による『第1回全世界空手道選手権大会』(WFKO世界大会)の日本代表選考会も兼ねており、男子は各階級3位まで、女子は2位までが代表権を獲得。
男子軽量級は第1回大会の全日本王者・大石航輝(芦原会館)が5年ぶりの王座返り咲きを果たし、昨年の第1回JFKO国際大会準優勝・河瀬惇志(新極真会佐賀筑後支部)が準優勝、第4回JFKO全日本大会準優勝・寺崎昇龍(士衛塾)が3位で世界大会への出場を決めた。
男子中量級は優勝候補筆頭の福地勇人(白蓮会館)が準々決勝で17歳の後迫龍輝(新極真会大阪神戸湾岸支部)に敗れる大波乱が起こり、後迫がその勢いのまま優勝。準優勝は田中裕也(山田道場)、3位は石野源太郎(桜塾)となり、それぞれ世界への切符を獲得。
男子軽重量級は前田勝汰(新極真会和歌山支部)が2年ぶりに王座返り咲き、準優勝・江口雄智(新極真会福岡支部)、3位・加藤大喜(新極真会愛知山本道場)の3名が日本代表に。
山口(右)が入来、落合と新極真会のトップ選手を連破して優勝
男子重量級は山口翔大(白蓮会館)が第4回大会以来2度目の優勝、準優勝は落合光星(新極真会和歌山支部)、優勝候補筆頭と目されていた入来建武(新極真会東京城南川崎支部)は3位に終わったが、この3名が世界大会へ進出した。
女子軽量級は菊川結衣(芦原会館)が全日本5連覇を達成、成田麗(七州会)が準優勝で代表に。女子中量級はあらゆる大会で優勝を飾っている“女王”加藤小也香(新極真会愛知山本道場)が3年ぶりの優勝、準優勝の南原朱里(新極真会福岡支部)と世界大会出場を決めた。
全日本・国際大会を合わせて4度目の優勝を飾った久保田
そして女子軽重量級は昨年の国際大会準優勝・浅古麗美(社団法人極真会館埼玉県木村道場)が初優勝、新極真会第1回空手ワールドカップ中量級王者・石原延を父に持つ石原凜々(新極真会岡山東支部)が準優勝で日本代表に。女子重量級は全日本・国際大会を合わせて4度目の優勝を飾った久保田千尋(久保田道場)、準優勝の藤原桃萌(新極真会福岡支部)が世界への切符をつかんだ。
RESULT
男子軽量級
優 勝 大石航輝(芦原会館)
準優勝 河瀬惇志(新極真会 佐賀筑後支部)
第3位 寺崎昇龍(士衛塾)
第4位 大野篤貴(無限勇進会)
男子中量級
優 勝 後迫龍輝(新極真会 大阪神戸湾岸支部)
準優勝 田中裕也(山田道場)
第3位 石野源太郎(桜塾)
第4位 緑 強志(新極真会 福岡支部)
男子軽重量級
優 勝 前田勝汰(新極真会 和歌山支部)
準優勝 江口雄智(新極真会 福岡支部)
第3位 加藤大喜(新極真会 愛知山本道場)
第4位 島本一二三(新極真会 広島支部)
男子重量級
優 勝 山口翔大(白蓮会館)
準優勝 落合光星(新極真会 和歌山支部)
第3位 入来建武(新極真会 東京城南川崎支部)
第4位 後藤優太(空手道MAC)
女子軽量級
優 勝 菊川結衣(芦原会館)
準優勝 成田 麗(七州会)
第3位 手島海咲(新極真会 神奈川東横浜支部)
第3位 水谷 恋(久保田道場)
女子中量級
優 勝 加藤小也香(新極真会 愛知山本道場)
準優勝 南原朱里(新極真会 福岡支部)
第3位 岡田 葵(桜塾)
第3位 富野真麻(飛心会)
女子軽重量級
優 勝 浅古麗美(社団法人 極真会館 埼玉県木村道場)
準優勝 石原凜々(新極真会 岡山東支部)
第3位 漢 藍理(拳栄会館)
第3位 木村敬代(武立会館)
女子重量級
優 勝 久保田千尋(久保田道場)
準優勝 藤原桃萌(新極真会 福岡支部)
第3位 佐藤弥沙希(新極真会 和歌山支部)
第3位 野邑心菜(新極真会 宮崎中央道場)