いつもの会見と比べて口数も少なく、お土産の挑発もなかった皇治。その理由を語った
2021年11月20日(土)沖縄アリーナ『Yogibo presents RIZIN.32』の追加対戦カード発表会見が29日、都内にて行われた。
2021年11月20日(土)沖縄アリーナ『Yogibo presents RIZIN.32』の追加対戦カード発表会見が29日(金)に都内で行われ、出場が発表されていた皇治(TEAM ONE)は元修斗環太平洋バンタム級王者の祖根寿麻(ZOOMER)とキックボクシングルール(61.0kg契約)で対戦することに決まった。
その会見後に収録した皇治のインタビュー動画が、皇治の公式YouTubeチャンネル『皇治チャンネル』にて公開された。
(写真)自身のYouTubeではいつもの皇治節をさく裂させた皇治(皇治チャンネルより)
魔裟斗が選んでくれたというスーツに身を包んだ皇治は、今回の会見で口数が少なかった理由を聞かれると「連敗でさ、張り切って喋ることもないし、黙って結果を出せよっていうのが今の俺に問われていることやと思うから、真っ直ぐそこと勝負しようと思っている」と、今の自分に会見で喋る権利はないとその理由を話す。
いつもの対戦相手をお土産で挑発することも今回しなかったのは、「ファイターとして尊敬している子にしか俺はそういうことはせえへんし、こいつと一緒に盛り上げたいなと思っていつもするわけであってさ。で、盛り上がったら万々歳やないか。せやけどこれに関しては『誰?』みたいな。俺一人で盛り上げるわけやからさ。俺の復帰戦というだけの話しやから。あんな一丁前に時計借りてきてたけれど(笑)」と、祖根はそれに値しないという。
会見で「負けたら引退ですよ」と発言したことについては「そりゃあそうやろ。勝ってみんなで笑おうと言ってるのに全然結果を出せへんと。アンチばっかりや、笑えてんのは。せやからさ、ファンのみんなを喜ばせるのが俺の仕事やから。しっかりそれをしてから、また一丁前言ったらええかなと」と、勝利してファンを喜ばせることが出来ない自分に歯がゆさを感じているようだ。
さらに、魔裟斗のボクシングトレーナーであった飯田裕トレーナーからの指導を受けていることから「これで無理やったら無理」と、勝つために最大限の努力をしているとした。
今回の試合は大晦日大会への出場権も懸かった試合だと自らに課し、「連敗しているヤツが出るリングじゃない。しっかり勝ってまた年末に挑戦できるとええなと。今回勝って、大晦日にヤバい挑戦をまた一緒にしましょう」と、今回勝ったら大晦日は昨年の五味隆典戦のような“挑戦”をしたいと話した。
そして最後に、皇治は自らあるファンの少年のことについて話し始めた。
「RIZINに一緒に出る選手に、その選手と同じジムの子なのかな? レノン君って子がいるみたいで俺のことを応援してくれているみたいでな。白血病で闘病生活を頑張ってるみたいやねん。だから俺、その子の少しでも力になりたいと思うからさ、ほんまにレノン君、頑張ってください。レノン君と会えるのをむっちゃ楽しみにしているし、レノン君が力が出ない時は俺はマジで会いに行くからさ。どこかで一緒に会えたらなと思います。俺も頑張るから、レノン君も頑張ったらいいことがあることを俺がまず証明するから応援してね」と、励ましのメッセージを送った。