武蔵を相手に牛久のモーションを実演する魔裟斗(ムサマサより)
2021年10月24日(日)神奈川・ぴあアリーナMM『Yogibo presents RIZIN.31』のメインイベントにて、斎藤裕(パラエストラ小岩)を2R4分26秒、ドクターストップのTKOに破りRIZINフェザー級王座を奪取したDEEPフェザー級王者の牛久絢太郎(K-Clann)。
なぜ斎藤は牛久の飛びヒザ蹴りをもらってしまったのか。様々な格闘家が分析を行っているが、K-1 WORLD MAX世界王者・魔裟斗とK-1ヘビー級で活躍した武蔵の共同YouTubeチャンネル『ムサマサ』でもこの試合が取り上げられた。
『正直すぎるムサマサ格闘技ニュース』と題された企画のトップが、牛久vs斎藤の試合分析。優位に進めていた斎藤が牛久の飛びヒザ蹴りで目の上をカットし、ドクターストップとなった動画を見て武蔵が「このポカはもったいなかったね」と言うと、魔裟斗は「でもこの飛びヒザを出す前に、狙っているんですよ」とそのシーンを指摘。
「これ。飛ぶぞっていうのが1分前くらいから出てますよ。2、3回やってますよ。で、飛ぶぞって牛久選手(の体勢)が下がるじゃないですか。下がったら(頭の位置が)低くなるじゃないですか。斎藤選手も(体勢が)下がるんですよ。だから本当は(ボディへの)ヒザくらいの軌道だったのに、下がってる時だったからちょうど目に当たったんですよ」と、武蔵を相手に実演説明。
牛久が斎藤の反応を見ていたのか、牛久のテイクダウンを警戒していた斎藤が組みに来る動きと思ったのかは本人たちしか知る由はないが、魔裟斗は「(牛久は1分前から)いついこうかなって考えてて」と飛びヒザのタイミングを狙っていたと推測した。
この『正直すぎるムサマサ格闘技ニュース』では、11月20日(土)沖縄アリーナ『Yogibo presents RIZIN.32』に出場するボビー・オロゴンのエピソード、10月24日の『Bellator 269』で106秒KO勝利を飾ったエメリヤーエンコ・ヒョードルの右ストレート、12月3日(日本時間4日)米国コネチカット州アンカスビルのモヒガン・サン・アリーナで開催される『Bellator 272』にて「Bellator世界バンタム級タイトルマッチ」に挑む堀口恭司についても語られている。
堀口については、「ゴールドジムで何回か会ったことがある」という魔裟斗とのエピソードや、「恭司は釣りが好きで千葉に連れて行ったことがある」という武蔵が堀口と一緒に釣りに行って堀口にキレられたエピソードなどが明かされた。