RIZIN初参戦で王者・斎藤への挑戦というチャンスをつかんだ牛久。一気に頂点へ上り詰めるか（C）RIZIN FF
2021年10月24日（日）神奈川・ぴあアリーナMM『Yogibo presents RIZIN.31』のメインイベント（第11試合）RIZINフェザー級（66kg）タイトルマッチ5分3Rで、王者・斎藤裕（パラエストラ小岩）に挑戦する牛久絢太郎（K-Clann）が22日（金）、リモート共同インタビューに出席した。
牛久は現DEEPフェザー級王者。小学1年生から柔道を学び、高校2年生時からMMAを始めて2012年8月にプロデビュー。PANCRASE等で5連勝で2020年9月に当時のDEEP王者・弥益ドミネーター聡志に判定勝ちし、DEEPフェザー級王座を獲得。2021年2月にノンタイトル戦で、中村大介のカウンターのヒザ蹴りを受けて2R TKO負けを喫したが、2021年7月に王座を賭けての再戦で中村に判定勝ち。初防衛に成功している。戦績は22勝8敗1分。
対戦する斎藤は、2020年8月にRIZINに初参戦し、摩嶋一整を2R、サッカーキックからのヒザ蹴りによりTKO。2020年11月に「RIZIN初代フェザー級王者決定戦」で朝倉未来に判定3-0で勝利し、初代王座に就いた。2021年3月に、修斗世界フェザー級王座を返上。6月にヴガール・ケラモフにスプリット判定で勝利している。
テイクダウンの先もRIZINルールにあわせて色々準備してきた
──現在の心境は？
「すごく楽しみにしていてワクワクしています」
──黒髪から金髪にイメチェン？
「自分でもちょっと、似合っていると思います」
──対戦相手の斎藤裕選手の印象は？
「オールラウンダーで総合で強い選手だと思ってます。会見で言った通り、際の攻防になったときのサッカーボール（キック）だったり、際の攻防で速い選手です。かなりキツいしんどい展開になると思うんで、どの場面でもきっちり戦える準備をしてきたので、それを出すだけです」
──初参戦の反響は？
「やっぱりありましたね。応援してるよとか、すごい声かけていただくことが多くなりました」
──この試合がタイトルマッチになったことについては？
「最初タイトルマッチに決まったとき、まさか決まるとは思っていなかったので、正直びっくりしました。斎藤選手とずっとやりたかったのでその気持ちは変わらず、すごく嬉しかったです」
──斎藤選手は「相手の嫌なことをやる」と断言しました。牛久選手としては？
「まあ、別に……はい。僕は僕のやることをやるだけです」
──動画では、陣営が横田一則代表を「分かっていないのでは」とディスってるシーンもありました。
「まあ……いろんな見方があるなと思っています。別に、腹は立ててないですね、はい」
──10月2日の『RIZIN LANDMARK vol.1』では、試合後に朝倉未来選手が斎藤裕選手に挑戦をアピールしました。心中穏やかではなかった？
「まあ、“まずこの試合があるよ”っていうのを見せますんで。まず俺を倒してからにしろよって気持ちはありますね」
──DEEP、PANCRASEで戦ってきて「ずっとやりたかった」という修斗王者の斎藤選手をどのように見ていた？
「やっぱり間違いなく日本のトップの選手ですごく強い。ぜんぶできて。そういう選手に喰らい付いていきたいという気持ちが強くあります」
──DEEPチャンピオンとしてRIZINに出て強さを見せたい？
「それはもちろんあります。自分はDEEP代表として出るので、その強さをしっかりアピールしてきます」
──RIZINルールとの違いはあるが、DEEPで際の攻防をやってきた自負は？
「はい、もちろんあります。練習のなかでも際になったときに、このポジションで打てるな、とか感覚を練習で全部つかんでいるので大丈夫です」
──勝負を決めるポイントは何だと思う？
「まだお互い見せていない部分もたくさんあると思うので、そこをしっかり出してそこがキーポイントになると思います」
──出してないものがある？
「はい」
──それは何？
「そこはお楽しみですよ(笑)」
──斎藤選手をテイクダウンできる自信があるか、その先についてはどれくらい手応えが？
「テイクダウンできる自信もあります。しっかりイメージできています。その先もRIZINルールにあわせて色々準備してきたので自信をもってやっていきます」
──フィニッシュにつながる動きがある？
「はい」
