鈴木(右)の挑発を受けた北岡は、沈黙から「ナメんじゃねえよ!」
2021年10月23日(土)東京・後楽園ホール『skyticket Presents DEEP 104 IMPACT』の前日計量&記者会見が、22日(金)都内にて13:00より行われた。
セミファイナル(第6試合)のライト級5分3Rで対戦する、北岡悟(パンクラスイズム横浜)は70.60kg、鈴木琢仁(Bonsai Jiu-Jitsu)は70.35kgで計量をパス。
鈴木はマイクを持つと「明日、北岡選手の引退試合の相手を務めさせていただくことになりました。北岡選手、今までお疲れさまでした」と、北岡を目の前にして挑発。ここまで面と向かって北岡が挑発されたのは初めてのことだろう。
それまでのリラックスした表情から一変した北岡は「この場で言うことではないですが、改めていろいろな方々にありがとうございますという気持ちです。感謝の気持ちを言うとお別れ感あるけれど…」と言うと、沈黙から「ナメんじゃねえよ! と。明日見とけよって感じでしょうか」と言い放った。
鈴木は2019年に2連勝後、2020年8月に大原樹里に1R TKO負け。10月にエゼキエル・レバナに判定勝ち後、後にライト級暫定王者決定戦に進んだ大木良太にスプリット判定負け。前戦は6月に石塚雄馬に判定勝ちをマークしている。強い柔術をベースにときに下になることも厭わなかった鈴木だが、組み技の強豪・北岡相手に、クレベル・コイケらと磨きをかけた立ち技の進化を見せるか。
北岡は、2019年4月のボンサイ柔術のホベルト・サトシ・ソウザ戦での2R TKO負け以降、4敗1分と白星を掴んでいない。サトシ、ジョニー・ケース、小金翔(ドロー)、久米鷹介、大原と強豪ばかりが相手だが、因縁のボンサイ柔術勢との試合で再起なるか。