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【K-1】“西の天才”石田勝希が約3年ぶりにK-1 JAPAN GROUP参戦、迎え撃つ篠原悠人「しっかりKOで倒して盛り上げたい」

2021/10/21 22:10
【K-1】“西の天才”石田勝希が約3年ぶりにK-1 JAPAN GROUP参戦、迎え撃つ篠原悠人「しっかりKOで倒して盛り上げたい」

関西キックボクシング界のトップファイターである石田(右)が約3年ぶりに参戦、連敗を脱出した篠原が迎え撃つ

 2021年12月4日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』の第2弾対戦カード発表記者会見が、10月20日(水)都内にて行われた。

 スーパーファイトのライト級3分3R延長1Rで、篠原悠人(DURGA)と石田勝希(RKS顕修塾)が対戦する。


 篠原は高校生時代にK-1甲子園2015 -65kgで優勝し、2016年4月にK-1初参戦。2018年K-1ライト級世界最強決定トーナメントでは1回戦でゴンナパーをKOする大番狂わせを起こして3位になり、2018年8月にはKrushスーパー・ライト級王座に就いた。同王座は返上してライト級に本格転向し、2020年6月ゴンナパー・ウィラサクレックが保持するKrushライト級王座に挑んだが判定で敗れ王座奪取ならず。9月のK-1大阪大会で卜部功也、今年3月のK’FESTAで西京佑馬に敗れて3連敗を喫したが、7月に谷山俊樹に判定勝ち。戦績は14勝(6KO)6敗。


 石田は初芝立命館高等学校を卒業し、早稲田大学では日本拳法部に所属。新空手で60戦無敗の伝説を作り、2009年のK-1甲子園では3位になった。2011年8月にプロデビューし、2017年2月には林健太をKOするなど無敗の快進撃を続けていたが、2017年11月の稲石竜弥戦、2018年2月のゴンナパー戦では敗れており、Krushでの戦績は1勝2敗。これまで第9代MA日本キックボクシング連盟スーパー・ライト級王座、第3代・第9代ACCELライト級王座、RKSスーパー・ライト級王座を獲得しており、戦績は24勝(11KO)4敗3分。

 篠原は「今回の大阪大会で4年連続出場になります。大阪は地元だし、今までの大会も自分の中で思い入れのある試合が多かったんですけど、去年卜部選手に負けてしまっているので、今年はしっかり石田選手と盛り上がる試合をした上で結果を残したいなと思っています」と挨拶。石田は「3年ぶりにK-1 JAPAN GROUPの試合で、しかもK-1という大きい舞台で試合を組んでいただき、本当にありがとうございます。篠原選手も対戦を受けていただき、ありがとうございます。篠原選手はライト級でもトップ戦線の選手だと思いますので、しっかり期待に応えるような試合をして、一緒になってK-1大阪大会を盛り上げていける試合をしたいと思います」とコメントした。


 連敗を脱出した篠原は「格闘技は結果が全てなので、3連敗というのはもう後がないなと思っていました。前回の谷山戦は判定勝ちだったんですけど、相手が誰であろうと練習でやってきたことを実行するのは難しいなと改めて思いました。今回は練習でやったことをしっかり100%試合で出せるようにして、今回の試合でも(経験を)積み上げていきたいと思ってます」と、気持ちを新たにして今回の石田戦に臨む。

「地元で応援しに来てくれる方も多いです。去年は判定で負けてしまっているので、今年はしっかりKOで倒して、大阪大会を盛り上げたいと思ってます」と、KO勝ちを誓った。


 一方、石田はK-1出場のオファーを受けて「“マジか”と思ってビックリしました。でもこうやってK-1で試合をさせていただくというのは期待もされていると思いますので、その期待に恥じないような形で、しっかり試合まで追い込んで盛り上げたいので、期待していただきたいと思います」と話し、「篠原選手に勝てばK-1 JAPAN GROUPのライト級でもかなり通用できると思います。篠原選手はライト級でもトップクラスの選手でもありますので、K-1 JAPAN GROUPで上に行くためには、篠原選手を避けては通れないのかなという印象を持っています」と、篠原をクリアーしてK-1ライト級の山を登って行きたいとした。

 篠原については「僕も小さい時からキックボクシングをやってるんですけど、大阪で篠原選手はジュニアの時からメチャメチャ有名でした。僕も昔試合を見たことあるんですけど“ジュニアでこんなにメチャメチャ上手い人がいるんだな”って衝撃を受けました。この試合はお互い地元が大阪なので、地元でもどっちが勝つんだろうと注目も多いと思いますので、しっかり大阪大会から上にのぼっていけるように、篠原選手に全力でぶつかっていきたいと思います」とする。


 また、なぜこれまで東京よりも関西の試合を中心に行ってきたかと聞かれると、「中央の舞台では今格闘技がかなり盛り上がってますけど、やっぱり大阪・関西の試合は応援してくれるスポンサーさんや家族とか、いろんな方が応援に来てくれます。会場が東京となると、まだまだ応援に来られないという人が多かったので、今までは大阪だったり近畿で試合をすることが多かったです」との理由を語り、「でも自分も残りの格闘技人生を考えたとき、しっかり今までやってきたことを集大成として見せられるように、K-1 JAPAN GROUPは格闘技団体でもかなり有名で僕も憧れの舞台だったので、最後はそこで結果を残してやり遂げたいと思ったので、今回参戦することを決めました」と自身の格闘技人生の集大成として挑みたいとした。

 そしてK-1での目標を聞かれると「やはりやってるからにはベルトを獲りたいという方は多いと思います。でも僕自身としましては、僕の道場は有名な道場でもなく、本当に町の小さな道場だったんですけど、そういう道場からでもしっかりK-1のような大きい舞台に出ていけるような道を作っていきたいし、自分の後輩だったり、石田勝希を見てK-1を目指していきたいという選手が1人でも出て来る形でやっていければいいのかなと思いますので、みんなに勇気を与えられるような試合をしたいと思います」と、後進の道を作りたいと語った。

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