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【RISE】“人獣”中村寛vs“キングオブストリート”YA-MANの危険な対決が決定、「ナメていると痛い目見るよ」(YA-MAN)「打ち合いにもならんでしょうね」(中村)

2021/10/13 23:10
 2021年11月14日(日)大阪・丸善インテックアリーナ『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA.2』の対戦カード発表記者会見が、10月13日(水)都内にて行われた。  ライト級3分3R延長1Rで、中村寛(BK GYM)とYA-MAN(TARGET SHIBUYA)が対戦する。  中村は野性味あふれるファイトスタイルから、“人獣”とも評される23歳。日本拳法仕込みのサウスポーから放たれる破壊力抜群の右ストレートを武器に、2019年6月のRIZINで元RISEフェザー級王者・一刀を相手に壮絶な2RKO勝利を収め、一気に注目株となった。2019年7月にRyuki戦でプロ初黒星を喫し、2020年7月の復帰戦でも判定負けとなったが、11月のRISEで魚井フルスイングを初回KOして復活の狼煙をあげた。今年7月には記者会見で乱闘騒ぎを起こした大雅と因縁の対決を行い、ハイキックでダウンを奪っての判定勝ちを収めている。戦績は10勝(9KO)3敗。第6代DEEP☆KICK -60kg王者。  YA-MANは第4代RISEバンタム級・宮城大樹(Dyki)の弟子で、2018年2月にRISEでプロデビュー。2018年RISING ROOKIES CUPではフェザー級で準優勝。頭角を表したのは5月からオープンフィンガーグローブマッチが試験的に導入されてからで、5月に山口侑馬を2RでKOすると、9月大会では格上のRISEライト級2位・北井智大にも1Rわずか43秒でKO勝ちを飾った。戦績は8勝(3KO)3敗。RISEライト級7位。  伊藤隆RISE代表が「危険なカードを組んだと思います」と言う通り、気性の激しい両者。ステージ上で向き合うと、いつも中村がする中指を立てて相手の目の前に突き出すポーズをYA-MANが先にやり、その手を取った中村は他の指を広げさせようとして揉み合う。スタッフが止めに入ると、中村は“よしよし”とでもするようにYA-MANの頭をなでた。  YA-MANは「前回の大雅戦を見て正直、中村君ね、打撃力が相当あって国内でも一番打撃力があると思っています。正直相当強いと思っています。でもOFGなら余裕で勝てる。今回グローブマッチですかね。みんなが見たいのはOFGだと思うんですけれど、僕と中村君のOFG見たくないですかね? ファンがいっぱい『見たい』と書いてくれたら主催者も気が変わると思う。でも中村君はビビッて出来ないか」と、通常のグローブではなくOFG戦を要求する。  すると中村は「会長に『素手でもいいよ』って言ったんですが断られたので。あとRISE側もOFGでやるのではなく8オンスグローブでやらないとランキングには入れないと。ランキングに入るしかやる意味がないと思うのでOFGではやらない。どっちにしても当日分かる」と、自分がRISEライト級のランキングに入るためにOFGではやらないという。  これにYA-MANが「俺はOFGでもランキングかけてもい」としたが、伊藤代表の返事は「公式戦はグローブでやっているので、ランキング戦もグローブという形になります」というもの。YA-MANは「グローブでも勝てると思うので、激しい打ち合いをして倒すか倒されるかの試合をするのでお楽しみに」とグローブでも勝てるとした。  中村がランキングにこだわるのは「11月に直樹選手(RISEライト級王者)とタイトルマッチをしたいと思っていて、それを盛り上げようと思って(9月大会で直樹の試合後に乱入して)キッチリ失敗したので(苦笑)。まずランキングに入れってことなので、決まってしまった以上は本気で倒しに行こうと思っています」と、直樹とのタイトルマッチを実現するためだとした。  互いの印象を聞かれると、YA-MANは「打撃力では国内で一番あると思っています。正直相当強いと思っていますが、打ち合えば全然勝てるので。中村君が打ち合うか分からないけれど、勝ち負けよりも打ち合ってみんながキックボクシングというものに面白さを感じてもらえる試合をしたいですね」、中村は「ドラゴンボールで例えたら悟空のスーパーサイヤ人3くらいになったので、喧嘩売ったらミスターサタンが来たって感じ。まあ、言っといたらええんちゃう。俺は噛みつきにも行かんし、見据えているところが違うから。当日まで人の真似しといてええとちゃいます」と、それぞれ答えた。  YA-MANは試合が発表される前に自身のSNSにて「あいつ(中村)のパンチOFGでくらったら、俺死ぬかなー笑。想像しただけで興奮する」と書いていたが、「山口悠馬と試合した時に打ち合って楽しいなって。生きてて一番気持ちいい。やるだけじゃなくてやり合うのが一番気持ちいい。死ぬかもしれないじゃないですか。OFGで中村君のパンチをもらったら死ぬかもしれない楽しいスリルがあって」と、かなり危ない考えをもっていることを口にする。  すると中村は「今回は8オンスでやって。1回だけでもやってあげるから、俺がベルトを獲って暇になったらやってやるから」と、RISEライト級王座を奪取したらOFGでやってやるとニヤリ。  さらに「打ち合いにもならんでしょうね。自分のKO率を見てくれれば分かると思うし、(YA-MANは)8オンスでやって1回倒しただけでしょう。OFGで倒したからって調子に乗ってこっちこんでもいい。8オンスで倒せないヤツが打ち合いとか言う資格はない。結果を見てください」と、グローブだったら大したことがないと言わんばかり。  YA-MANは「蹴りは上手いと思うので、遠い距離から入れる。技術力が見えるんじゃないですかね。OFGの練習を兼ねてグローブでも成長できていると思うので、前の自分だと思ってナメていると痛い目見るよ。見返したいので、下剋上するところを見てください」と、以前の自分じゃないと言い放った。  また、中村は9月大会でRISEライト級王者・直樹が白鳥大珠に勝利を収めた後、突如リングに乱入。マイクアピールしていた直樹に襲い掛かり、「次、俺とやれ。11月、俺とやれ、ベルト懸けてやれ」と直樹に詰め寄った。さらにマイクを持つと「11月相手いないだと? 延長で判定でダウンもなくて、他団体にRISEを背負って行こうとしているのがムカつくので、直樹! ベルトを11月懸けて俺とやれ! いい返事待ってます」と直樹に宣戦布告するという危険人物ぶりを発揮したが、その理由を聞かれると「ムカついたんですよね。あとは想像にお任せしますわ」と、詳しくは語らなかった。  なお、今大会にはRISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント優勝・原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)の出場も予定。伊藤代表は「メイン級の選手なので出られるように調整しています。(対戦相手は)関係各所に行って最終調整の段階になっています」と、外国人選手の対戦相手を調整しているとした。
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