オープンフィンガーグローブが導入されてから2連続KO勝ちのYA-MAN(左)が、中村寛との対戦をアピール
5月大会から試験的に導入されたオープンフィンガーグローブ(OFG)マッチで2連勝中のYA-MAN(TARGET SHIBUYA)が、“人獣”中村寛(BK GYM)との対戦を自身のSNSにてアピールした。
YA-MANは第4代RISEバンタム級・宮城大樹(Dyki)の弟子で、2018年2月にRISEでプロデビュー。2018年RISING ROOKIES CUPではフェザー級で準優勝。OFGが導入される前は6勝(1KO)3敗という平凡な戦績だった。
しかし「RISEでOFGの試合をやるとの噂を聞きつけて、自分自身キックボクシングを始める前はずっとストリートでやってきたので。自分の土俵のルールかなと思ってぜひやってみたいと思って立候補しました」と5月のRISE初のOFG戦に名乗りを上げると、山口侑馬を2RでKO。9月大会では格上のRISEライト級2位・北井智大とOFG戦で対戦し、1Rわずか43秒でKO勝ちを飾った。
ストリートファイト経験は「キックボクシングを始めたのは19歳になってからなので、14歳から高校生くらいまでの6年間ですね。1回だけ負けたことがありますが、あとは全部勝っています。もちろん全部素手です」と、いわゆるステゴロ経験は豊富。
北井戦の後には山口侑馬との再戦をアピールしたが、その理由を聞くと「北井選手がダウンした時に『立ってくれ』と思ったんですよ。まだ全然打ち合えてないのにって。それで、山口戦は改めて楽しかったなと思って。しかもけっこう喧嘩を売ってくるので、またやりたいなと思いました。再戦したいというよりも、自分が楽しみたいんですよね。打ち合ってくれる選手なら誰でもいいです。勝ち負けを意識しないで打ち合ってくれるのは山口侑馬しかいないと思っているし、次やったらどっちが倒れているか分からないので。勝ち負けはどうでもいので打ち合いたいです。それが自分の生き甲斐です」と、勝ち負け度外視でどっちかが倒れるまで打ち合いたいからだと言い放った。
そのYA-MANが10日に自身のSNSにて「あー、中村寛とOFGで殴りあいてー。勝ち負けとかどうでもいいから。あいつのパンチOFGでくらったら、俺死ぬかなー笑。想像しただけで興奮する。一般の人には理解されないか、この気持ち」とつぶやいた。
(写真)こちらもかなり危険な男、“人獣”のニックネームを持つ中村
中村は野性味あふれるファイトスタイルから、“人獣”とも評される23歳。日本拳法仕込みのサウスポーから放たれる破壊力抜群の右ストレートを武器に、2019年6月のRIZINで元RISEフェザー級王者・一刀を相手に壮絶な2RKO勝利を収め、一気に注目株となった。2019年7月にRyuki戦でプロ初黒星を喫し、2020年7月の復帰戦でも判定負けとなったが、11月のRISEで魚井フルスイングを初回KOして復活の狼煙をあげた。今年7月には記者会見で乱闘騒ぎを起こした大雅と因縁の対決を行い、ハイキックでダウンを奪っての判定勝ちを収めている。戦績は10勝(9KO)3敗。
(写真)直樹(左)のマイクアピール中にリングに乱入するという前代未聞の行動をした中村
さらに中村は、9月大会でRISEライト級王者・直樹(BRING IT ONパラエストラAKK)が白鳥大珠に勝利を収めた後、突如リングに乱入。マイクアピールしていた直樹に襲い掛かり、「次、俺とやれ。11月、俺とやれ、ベルト懸けてやれ」と直樹に詰め寄った。さらにマイクを持つと「11月相手いないだと? 延長で判定でダウンもなくて、他団体にRISEを背負って行こうとしているのがムカつくので、直樹! ベルトを11月懸けて俺とやれ! いい返事待ってます」と直樹に宣戦布告するという危険人物ぶりを発揮している。
10勝のうち9勝がKOという強打者ぶりを発揮している中村と、OFGで殴り合いたいというYA-MAN。実現すればKO必至の激闘になることは間違いないが、かなり危険な一戦となりそうだ。
あー、中村寛とOFGで殴りあいてー
— YA-MAN (@ya_man_shibuya) October 10, 2021
勝ち負けとかどうでもいいから。
あいつのパンチOFGでくらったら、俺死ぬかなー笑
想像しただけで興奮する
一般の人には理解されないか、この気持ち。
あっ、海行って来ました🌊 pic.twitter.com/768kh6eOvQ