2階級制覇へのその先に、世界への挑戦を見据えている伊藤(C)BOM
2021年11月7日(日)神奈川・横浜大さん橋ホール『BOM WAVE 06 -Get Over The COVID-19-』にて、RINA(谷山ジム小田原支部)とのBOM女子ライトフライ級王者決定戦3分5Rが決定した伊藤紗弥(尚武会)が、自身のSNSに試合への意気込みを綴った。
伊藤はジュニアキックで数々のタイトルを獲得。2012年12月には中学2年生にしてタイでWPMF女子世界ピン級暫定王座に就いた。2014年4月に国内で正式にプロデビューを果たすと、国内外の強敵を相手に快進撃を続けWPMF・WMC・WBCムエタイと女子世界王座の三冠を制覇。2020年2月の『RISE』初参戦ではAyakaに生涯初のダウン&KO負けを喫してしまったが、今年4月の『ムエローク』ではムエタイルールでAyakaにリベンジ成功。BOM女子ピン級初代王座も獲得した。
7月には『BOM』で初のオープンフィンガーグローブマッチに挑み、女子二冠王MIREYに勝利するも、9月に2度目のRISE参戦でRISE QUEENアトム級王者・宮崎小雪に延長戦の末に判定2-0で惜敗した。今回は本来のムエタイルールでの再起戦となる。
(写真)前戦はRISEにて-46.5kgで戦ったばかり。今回は2kg以上上げての挑戦となる
まず伊藤は「対戦相手が発表されました。ミネルヴァランカーのRINA選手と対戦します。そして、BOM女子ライトフライ級(-48.98kg)タイトルマッチに決まりました!」と報告。
BOMピン級王座(-45.53kg)に続いてのBOM2階級制覇(他のタイトルを含めればピン級、ミニフライ級に続いての3階級制覇)を狙っての試合となり、「今まで48kg以上で戦ったことがないので自分自身の挑戦でもあります。海外で戦えるようになればもっと階級も上げなければいけないし、ここで勝たなければ今後の道は開けないままだと思ってます」と、未知の領域である48kg以上での戦いへの挑戦だとし、目標とする『ONE』参戦のため上の階級でも勝てるようになりたいとする。
そこで「減量がない分フィジカル面を強化し、パワーで負けないように練習します」と、パワーアップを図るとした。
最後には「外国人選手を呼べない中、国内で沢山選手を探していただき試合を組んでくださったBOM関係者の方々に感謝します。11月7日のBOMを盛り上げられるように全力で頑張ります!」と、国内での数少ない対戦相手を探してくれたBOMに感謝の言葉を述べ、大会を盛り上げることを誓った。