(C)RIZIN FF
2021年10月2日(土)に開催された『RIZIN LANDMARK vol.1』のメインイベントにて、朝倉未来(トライフォース赤坂)に判定3-0で敗れた萩原京平(SMOKER GYM)が、試合後インタビューに答えた。以下、一問一答全文。
激しく暴れてでも立ち上がってたら展開は変わっていたかも
――試合後の率直な感想を教えてください。
「シンプルに言えば僕が弱かったですね。相手の方が強かったです」
――対戦した朝倉未来選手の印象をどう感じましたか。
「思ったよりもテイクダウン取った後のトップコントロールが想像していたよりも上手かったですね」
――今後についてどのように考えていますか。
「この負けは絶対返さないとあかん負けなんで、朝倉未来に辿り着くまでに死にものぐるいで練習して、試合もバンバンやっていって、また最短ルートで朝倉未来に辿り着きたいなと思っています」
――序盤の相手のニータップでのテイクダウンには立ち上がることも出来ていましたが、中盤からドミネートされたのはどこが原因だと考えていますか。
「もっと、自分が動けば良かったなというのと、自分が動けてなかったからああいう風になったんだと思います」
――マットに背中を着く形になりました。未来選手のコントロールの圧力が強かったのでしょうか。
「もともと、作戦がテイクダウン取られたら、バックを取らせて立ち上がる作戦で、それ通りやってるつもりだったけど、なかなかそこからの展開が作れなかった。向こうのほうが上手でした」
──立ち上がりかけところをがぶりでも潰されました。あのあたりは予想外の組みの強さを感じましたか。
「うーん……、まあ、組みに関してはフィジカル差は全く思わなかったです。組みの中で自分も考えすぎた。激しく暴れてでも立ち上がってたら展開は変わってたかもなと。組み際でいろいろ考えすぎました」
──序盤に当てた右ミドルやローキックには手応えがありましたか。
「カーフキックは相手の足も流れていたので……でも、それを蹴る前に向こうがテイクダウンを仕掛けて向こうのペースになってしまいました」
──打撃の展開をしたかったけどさせてくれなかった?
「まあそうですね。逆にちょっと(自分も)タックルを警戒して、もともとの作戦だった、強引にでも中に入っていくことが出来なかったので、そういう意味では打撃はうまいことさせてもらえなかったですね」
──RIZINは3Rトータルの判定ですが、1、2Rを取られている展開で、勝負の3Rを迎えるところの作戦の切り替えはどんな気持ちでしたか。
「1、2Rを取られているのは分かっていたので、3Rは自分から仕掛けて行こうかと思っていたのですが、そこのスイッチが入る前にテイクダウンを取られてしまったので、自分のやりたいことができなかったです」
──「相手の弱いところで勝負した」と朝倉選手は言っていました。殴り合いに応じてくれなかった悔しさもありますか。
「そういう展開になったほうが盛り上がったかと思いますけど、相手の弱いところで戦うのがMMAだと思っているので、その逆転を試合までに克服できなかった僕の実力不足と練習不足だと思います」
──したたかさが相手にあったと。
「やっぱり勝ちたいと思うので、向こうも。確実に勝ちに来た。そういうふうに来るっていうのは事前から分かっていたので、充填的に練習していたけど対応できなかったのは悔しかった」
──配信トラブルで試合開始が遅れました。対戦相手も同じ条件でしたが、影響は?
「そういうところは昔から慣れているんで全く影響ないです」
──試合後に朝倉未来選手と言葉をかわしたようですが、何と?
「試合後は『また絶対やり返す』ということを言いました」