「とりあえず65歳くらいまで。あと20年くらい」と、まだまだ現役を続けると笑う今成(C)RIZIN FF
2021年10月2日(土)に開催された『RIZIN LANDMARK vol.1』の第2試合にて、春日井“寒天”たけし(志村道場)に1R2分50秒、アメリカーナで勝利した今成正和(今成柔術)が試合後インタビューに答えた。
試合後の心境を聞かれると「ホッとしました」とにんまり。対戦を終えての相手の印象は「あんな感じだったというか、印象通りでした」といつも通りの一言コメント。
2019年2月にONE Championshipでヒールフックを極めて以来の勝利で、国内では2017年3月の大原樹里戦以来、実に約4年7カ月ぶりの日本での勝利。「最初、腕がバキバキって鳴って、(春日井が)まいったしないんですよね。だからこれ以上どうしようかなと思って。セットし直したところでまいったしてくれたから、“あ、そうか”って感じでした」と勝利の瞬間を振り返る。
その時の心境は「嬉しいと言うか、しばらく勝ってなかったのでよかったなって感じですかね」というものだったとする。
代名詞でもある足関節技が警戒されているため、今回は腕関節技で行こうと考えていたのか、と聞かれると「(それは)ないです」と断言。「まあ、腕も出来るんですよ」と笑う。
では、足関節技が十段なら、腕関節技は何段かとの質問には「分かんないっす。でもけっこう同じくらいじゃないですか」と、腕関節も“十段”だと答えた。
前回6月の瀧澤謙太戦では、寝技に一切付き合わない瀧澤にすかされ続けたが、その経験から意識や技術的な変化はあったのか。今成は「変えた部分、練習で気を付けていたのはもちろんあるんですけれど、やっぱり気持ちじゃないですか」と答え、その気持ちとは「気合い。やってやるっていう(笑)。前回より(気合いが)あったと思います。何でもいいからとにかく取ろうと思っていました」と、“気合い”が違ったとした。
今後については「使ってもらいたいです」とRIZINでやる気十分。「この勝利がなくても、自分はまだまだ全然いけるとずっと思っていますけれどね」と、まだまだ現役で戦い続けられるとする。
では、何歳(現在は45歳)までやろうとしているのかと聞かれると「とりあえず65歳くらいまで。あと20年くらい」と、まさに目標として掲げている“仙人”に近付きそうな年齢をあげた。