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【RIZIN】榊原CEO“第三のシリーズ”構想明かす──LANDMARK、横浜大会、沖縄大会、大晦日のほかに年内にもう1大会開催も

2021/10/01 13:10
 2021年10月24日(日)、横浜・ぴあアリーナMMで開催される『Yogibo presents RIZIN.31』の対戦カードが9月30日(木)の会見で発表された。 会見後、RIZIN榊原信行CEOが囲み取材に応じ、11月20日(土)沖縄アリーナ大会の展望、さらにナンバーシリーズ、ランドマークに続く、“第三のシリーズ”の構想を明らかにした。  会見後、榊原CEOは、大晦日出場を目指す選手たちに「大晦日の前に爪痕を残してほしい」と、大晦日に向けた戦いのなかで存在感を示すことがビッグマッチに繋がると語り、今後の大会数増加に伴うチャンスを活かしてほしいと語った。 「大晦日は1年の集大成なので、その1年のどこかのシリーズで爪痕を残してほしいし、その結果を受けて大晦日にタイトルに挑む選手が出てくる。今後の大会のなかで、大晦日に出場する意義・必要性を、ファンや我々にも示してほしい」(榊原CEO) 【写真】初出場の選手も多い、10.24 RIZIN横浜大会  そのひとつが、RIZIN初の沖縄大会だ。沖縄では、これまで2004年2月に「K-1 BURNING 2004~沖縄初上陸~」として、沖縄コンベンションセンターでK-1が大会を開催しているが、11月20日(土)の「RIZIN.32」は、2021年4月にオープンされたばかりの沖縄アリーナ(コザ運動公園内)が舞台となる。  沖縄大会について榊原CEOは、会場の魅力が開催のきっかけになったという。 「個人的にもすごく思い入れの場所(FC琉球・元代表)だし、沖縄のメディアにもご協力いただける。何より、沖縄の人たちはほんとうに格闘技が好きです。サッカーよりはるかに好き(笑)。テレビの視聴率でも沖縄における格闘技の数字はいいです。やっぱり具志堅(用高・世界王座防衛13度)さんの存在が大きいんじゃないですかね。地域愛も強く、地元の選手が活躍することに対して感動体験が受け継がれている。(2018年2月に沖縄県立武道館で比嘉大吾がWBCフライ級防衛戦で完売したが)そういった熱は沖縄で感じます。 (C)RIZIN FF  それに沖縄アリーナは、現時点で日本最高峰のアリーナです。八角形でセンターでやるスポーツを見るために作られていて、固定席で8千席あります。Bリーグの琉球ゴールデンキングスのホームアリーナですが、米国のNBAのアリーナを視察して要素を採り入れて、360度カメラや常設の大型ビジョンもセンターについている。とても見やすいアリーナです。この会場が今春に出来たことで、思い切って沖縄で大会をやろうというきっかけになりました」  全国をツアーする地域大会では、地元出身選手、または同地に縁のある選手を登用していくという。 「地元の選手も出していきます。沖縄のトップどころ、さらにここまで実績を積んできた砂辺(光久)選手にも声をかけています。米軍基地で働いている人たちも観客として来場するでしょうし、ひょっとしたら米軍にいる選手が戦う可能性もあります」 【写真】新シリーズはLANDMARKとどう関係してくるか  10月24日(日)の横浜・ぴあアリーナMM大会でも、新規参戦選手が発表されたが、このコロナ禍でRIZINは「待つ」より「動く」ことを選択している。榊原CEOは、「スポーツ庁とも話していて、コロナが明けて来たら、海外選手も入って来れると感じていますが、もう少し国内選手が戦う機会をRIZINとして作り出す必要があるなとも思っています」と、新たな選手の発掘と大会増を示唆。  続けて、沖縄大会以外に「もう1大会、年内にやります。2ndシリーズが『LANDMARK』だとすると、3番目のシリーズとして。そういう大会を近々に発表させていただけたら」と、新シリーズ発表が近いとした。選手「発掘」のみならず「育成」が求められる格闘技界だが、これまでRIZINがやっていない未知の領域も検討に入っているという“第三のシリーズ”は、LANDMARKや国内ツアーとどのように関わってくるのか、注目だ。
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