根性と根性の戦いをしてみたいと話した朝倉。最初から「キツい展開」に挑戦できるマインドを初めて持って試合に臨むという(C)RIZIN FF
2021年10月2日(土)に開催されるRIZINの新シリーズ『RIZIN LANDMARK vol.1』のメインイベントで、萩原京平(SMOKER GYM)と対戦する朝倉未来(トライフォース赤坂)が9月30日(木)オンライン個別インタビューに答えた。
現在の心境を聞かれた朝倉は「楽しみですね」と答え、「けっこうきつい展開もしたいなって感じはあるんですけれど、あっさり終わってしまう可能性もあるし、相手がどれくらいのレベルに上げてきたかにもよりますよ。どちらにしても命を懸けるような試合をするつもりなので、その覚悟はできています」と、“命懸け”の試合にすると言い放った。
萩原については「打撃はまあまあ上手い選手って感じですね」と評し、「相手の選手も今回に人生を懸けてくると思うので、人間の火事場の馬鹿力じゃないですけれど、そういう強さが出た時に根性勝負になってくるのかなって。その時にあえて俺が根性で上回りたいなってところですね」と、この試合に全てを懸けてくる萩原と“根性”での勝負になるかもしれないと予測。
それは今後の試合へ向けてキツい展開も経験しておきたいということなのか。朝倉は「今後待ち構えている敵はもっと強いし、RIZINの枠をもし出る時にもっと異次元な精神力を持っているヤツらが待ち構えているのでそういうのを経験したい。あと、そういう練習をしてきたので。今まではキツい展開を避けて来たんですが、あえてそこに挑戦できるマインドを準備できたというか。もしキツい展開になったとしても根性でいける自信があるので、そういう試合もやってみたい。なんか今回の試合が楽しみなんですよね。キツい展開すらも楽しみたいって感じです」と、練習の成果を自分自身が感じたいことと今後のことも考えての理由だとした。
キツい展開に関しては「相手の技量次第になってくる。もしかしたらあっさりと終わってしまうかもしれないし。ただ、こういうマインドで臨むのは本当の意味で初めてというか。キツい展開になったらなったでしょうがないというか、今まではその場で覚悟を決めていたんですが、今回は最初からキツい展開でもいいのかなって。今回はキツい展開がウェルカムの状態ですね」と、心構えが以前とは違うという。
萩原の度重なる挑発については「ぶっちゃけ、何とも思ってないですね」と言い、「格闘家として当然な盛り上げるために言っているのもあるし、どうも思わない」とクールに答える。
そして「自信しかないですね、今は」と自信に満ち溢れていると話す。この試合で自分が得られるものとは何か、との問いには「もし萩原君がキツい展開にしてくれたなら、そういう初めての経験になるかなと。あとは練習で明確に強くなってき始めたのを感じているので、その試験、試す場として答え合わせのような感じですね」と、根性勝負になればその経験になり、今年から始めたウエイトトレーニングやキックボクシングのトレーナーを雇っての練習など、新しい試みの成果を試す場だと答えた。