(C)PANCRASE
2021年12月12日(日)、閉館となる最後の新木場スタジオコースト大会「PANCRASE 325」のカードが続々と発表されている。
▼ライト級 5分3R
松岡嵩志(パンクラスイズム横浜)6位/11勝7敗
松本光史(M PLATIC)7位/修斗・第12代世界ライト級王者/21勝10敗2分
3連勝中の松岡嵩志が、元修斗世界ライト級王者の松本光史と対戦する。
松岡は、2019年7月に平信一、11月に岸本泰昭に判定で連勝も、2020年は新型コロナウイルスの影響で試合が出来ず。2021年6月28日に、1年7カ月ぶりの復帰戦に臨み、元UFCの粕谷優介を1Rわずか22秒、右ストレートでKO。3連勝をマークした。
対する松本は、2019年10月の「ONE Championship」修斗vs.PANCRASEの対抗戦で、修斗王者としてPANCRASE王者の久米鷹介に判定負け。久米を追って2020年10月にPANCRASE参戦を果たし、初戦で上迫博仁を判定3-0で撃破したが、2021年5月30日の前戦では、ライト級に復帰したアキラに、3R TKO負け。王座戦線から一歩後退した。
ともにオーソドックス構え。絶妙な距離感でジャブ、シャープな右を持ちながら、しんどい組みも厭わない松本に対し、松岡も半身気味の構えから奥の手の右手が長く、右ミドル、組みヒザなど際の打撃も強い。岸本には金網際での攻防で上回っての判定勝利もマークしており、組みの粘り強さが打撃の思い切りの良さに繋がっている。
松岡は、2022年に自身初のタイトル戦へ漕ぎ着くためには越えなければならない壁。松本にとっては、この試合の勝利は首の皮一枚残すものの、敗北はタイトル戦撤退を意味する。PANCRASEのリリースは「マーシャルアーツじゃない、本物の実力者2人の濃密なMMAがこの試合には詰まっている」と記している。