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インタビュー

【ONE】元ONE世界王者ペッダムを破った内藤大樹「そろそろタイトルに挑戦させてもらえたら」

2021/09/27 21:09
 2021年9月24日(金)シンガポール・インドアスタジアムで行われた「ONE:REVOLUTION」で、元ONEフライ級キックボクシング世界王者のペッダム(タイ)を相手に、オープンフィンガーグローブでのムエタイルールで判定2-1で勝利した内藤大樹(BELLWOOD FIGHT TEAM)。  ONEに参戦し3連勝後、元フライ級ムエタイ世界王者のジョナサン・ハガティーに判定負けも、2021年6月にキックルールでワン・ウェンフェンに判定勝利し、今回のペッダム戦の勝利でONE5勝1敗。なぜ内藤は“ベイビー・シャーク”を攻略できたのか。試合翌日に聞いた。 下から崩したからペッダムの左ミドルが出なかった ──勝利、おめでとうございます。一夜明けてのお気持ちをお聞かせください。 「やっぱり、ペッダムという誰もが認める強敵に勝つことができたのは嬉しかったです」 ──試合は見返して改めて勝因は何だったと感じていますか。 「しっかり、落ち着いてフラットな状態で見ようと思って見直しましたね。初回にダウンしましたけど、ダウン以外、向こうがポイント取っていることはないなって冷静に見て思いました。ダウン以外は、全部自分のペースで進んでいたというか、ダメージも与えていたと思いますし、ダウン以外は自分がコントロールしていた試合かなと思います」 ──ペッダムより上回っているなと思うのはどんな部分ですか? 「身体の強さ、フィジカルの面と、技の引き出し。対応力が勝っていたかと思いますね。ONEの判定基準だったら、まさに自分の勝ちでおかしくないかなと思いますね」 ──今回は、フルラウンドの試合でした。ペッダムの印象について試合前と後で違いはありましたか。 「やっぱり良い選手だなと思いました。やる前と後はほとんど変わらずですね」 ──試合前のインタビューでこの試合には判定で勝利すると予想していた通りの結果となりました。試合内容も予想していた通りに進められましたか。 「ダウン以外は、自分の理想というか、考えていたシナリオ通りかと思います。下から崩してペッダムの本来の動きを出させなくする、ペッダムの良さを消していくということが出来たと思います。今回、ペッダムの左ミドルがあまり出なかったと思うんですけど、下を蹴ったからこそ、出なかったんだと思っています」 ──この試合での戦略はどんなものでしたか。何か途中で変えることはありましたか。 「本当は、左ミドルを先に蹴らせて、そのリターンで右のインローを蹴るつもりだったんですけど、思ったよりもペッダムが左ミドルを蹴って来なかったので、インローじゃなくてアウトローを、外からのローキックで攻めて今回はそれが効果的だったかなと思います」 ──ラウンド間、セコンドである弟の啓人さんとはどんな会話をされましたか。 「ダウン取られて帰って、弟は自分の能力も知っていますし、お互い焦っていなかったというか、1ラウンド終わった感じだったら、巻き返せるというか取り返せるだろうという指示はもらいましたね。それで自分も冷静に2ラウンドに進むことができたのでよかったなと思います」 ──1Rに内藤選手の右ローにカウンターの左ストレートを受けてダウンしました。もらった時のダメージは特になかったですか。 「ダメージは正直、そんなになかったです。タイミングで合わされちゃった感じだったので。正直あのパンチは自分が警戒していたパンチでした。自分の癖で位置をミスってしまったので食らってしまいました。でも理解、意識はしていたので、何を貰ったのかとかもすぐに理解できましたし、ダメージはそんなになかったですね」 ──今回の試合も、スピード、パワーが光っていました。 「スピードとパワーは最近、一戦一戦どんどんレベルアップしていますし、試合でも出ていると思うので自分でも良かったと思っています。これからもどんどん上げっていくと思うので楽しみですね」 ──以前のインタビューで、ハガティー戦での敗戦後、メンタルとフィジカルを強化してきたとお話しされていました。その成果はこの試合で出せましたか。 「メンタル的なところはすごく大きかったです。蹴りに合わせられてパンチでダウンしてっていう、ハガティー戦の時と似たようなダウンだったんですけど、そこでハガティー戦でのことを思い出して、そこで逆に退かずに前に出ようっていう気持ちが強かったです。その姿勢は良かったなと思います。ダウンした時に(ハガティー戦のことを)すごく思い出しましたね。ダウンした後にこのまま退いたらまた一緒のことを繰り返すという思いがあったので、ハガティー戦のことはプラスになったかなって思っています」 ──敗戦が生きたと。それに観客がいる中での試合も久しぶりだったと思います。 「やっぱり良いですね。無観客で2試合して、ちょっと慣れていた部分もあったんですけど、いざ入場した時にお客さんがいると気分が上がりますし、モチベーションも上がりますね」 ──この試合で見えた今後の課題は何でしょうか。 「課題はやっぱり、自分のダウンをした時の姿勢、癖なんですけど。避けるのは自信があるタイプだったのですが、今回は位置を間違えてしまったので、細かいミスを完全に無くさないといけないなと思いました。ONEの大きな舞台だと、この小さな細かいミスが大きな怪我にも結果にも出てしまうと思うので、ミスは無くさないといけないなと思っています。ディフェンス面での課題が見えてよかったなと思っています」 ──強豪揃いのビッグマッチで、オープンフィンガーグローブならではの戦い方もあるように感じます。ところで、判定がコールされた時、少し驚いているようにも見えました。 「勝てたというのが素直に嬉しかったです。あの時はまだ冷静になれていなくて、1ラウンドのダウンがどれだけ響くのかって考えすぎちゃっていたので。初めにペッダムがコールされて、その後に自分がコールされて、すごいドキドキしてたんで、それで自分に入って若干テンションが上がったというか、入った、という感じでした。ONEだとドローがないので、ドローがなければ1ラウンドはペッダムで、後は自分だと思っていたので、自分の勝ちには自信があったんですが、あまり冷静じゃなかったんで、あんな感じ(のリアクション)になってしまいましたね(笑)」 ──この先についてはどんな考えがありますか。誰と戦いたいなどありますか。 「キックボクシングもムエタイもそうなんですけど、いつも言っているようにONEのオファーに従って誰とでもやるっていうのは変わらないのですが、ONEに入ってこれで5勝1敗っていう戦績で、やってきたメンバーが本当に強いファイターばかりと勝ってきたと思うので、そろそろ(タイトル)チャレンジャーに選ばれてもおかしくないんじゃないかなって思います。キックでもムエタイでも、タイトルに一度チャレンジさせてもらえたら、というのが自分の理想です」 ──ペッダムと試合後に会うことはありましたか。 「ホテルの廊下で会いましたね。ありがとう、みたいなお互い感謝みたいなものは伝えられたなとは思いました。すごい律儀なのは伝わりました。ケージの中でもそうですが、言葉は通じないのですが、リスペクトしてくれているなっていうのはすごい伝わりました」
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