キックボクシング
ニュース

【RISE】ぱんちゃん璃奈の寺山日葵との対戦希望に伊藤隆代表「やりたければRISEに出て来ればいいと思います」

2021/09/13 12:09
【RISE】ぱんちゃん璃奈の寺山日葵との対戦希望に伊藤隆代表「やりたければRISEに出て来ればいいと思います」

ぱんちゃん璃奈(左)と寺山日葵の頂上決戦について伊藤隆RISE代表が見解を示した

 2021年9月12日(日)東京・後楽園ホールで『RISE GIRLS POWER.5』が開催され、大会後に伊藤隆RISE代表が総括。その中で、9月1日に行われたRIZIN公開練習にてRISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵(TEAM TEPPEN)との対戦を希望したKNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)の件について見解をコメントした。

 ぱんちゃんは公開練習にて、今後戦いたい相手を聞かれると「一番(ファンから)声が上がっているのは寺山日葵選手です。RIZINの舞台で近い内にできたらなと思っています」と寺山の名をあげ、「寺山選手がKNOCK OUTに来るのも、私がRISEに行くのも難しいので。毎日のように(ファンから)戦ってって来るんですよ。そこをずっと無視していたんですが、RIZINでなら実現可能だと思っているので。寺山選手も全員倒して相手がいなくなっているので、RIZINで組んでもらえたら話題になると思います」と、ファンから多く望まれている試合をRIZINで実現させたいと話していた。


(C)RIZIN

 これについて伊藤代表は「やりたければRISEに来ればいいんじゃないですか。昨年もトーナメントにオファーしているんですよ。そこで断ってきているので、別にウチに出られないわけではないので」と、昨年10月・11月に行われた女子キックボクシング軽量級の最強決定トーナメント「RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020」にオファーしたこともあり、RISEに来るなら拒まないとした。

「RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020」については、ぱんちゃんは当時REBELS-BLACK 女子46kg級初代王座に就いたばかりで「11月はREBELS(現在はKNOCK OUTと統合)もあるので山口代表と話してからでないと答えは出せません。ただ自分としてはRISE参戦が第一とは考えていないので。REBELSで育っているのでREBELSルールで戦いたい」と、ホームリングでの試合が決まっていたことと王者としてREBELSを優先させたいと参加しない理由を話していた。


(C)RISE

 伊藤代表は「RIZINのリングでやるのもいいと思うんですけれど、やりたければRISEに出て来ればいいと思います。RISEはウェルカムなので。別にどこだから出られないというのは全くないんですね。そこら辺をジムなり選手サイドがどう理解しているのか分からないので、やりたいなら出てくればいいと思いますし、別にRIZINのリングでやる必要があるのかなっていうのは感じます」と、RIZINではなくRISE GIRLS POWERでやればいいのでは、との見解を示した。

 また、寺山自身は2日に行われた公開練習に引き続き、大晦日の予定を聞かれると「オファーが来たらやりますし、ジャニーズカウントダウンがあればジャニーズカウントダウンを観ますし(笑)。その時が来たらって感じですね」と、話があったら考えるとコメントしている。

 ぱんちゃんはKNOCK OUTの主力選手として、他団体のリングに上がるのはハードルが高いとの考えから第三者的なリング(RISEからもKNOCK OUTからも選手が出ている)での実現、そして注目を集める出来るだけ大きな舞台で頂上決戦を実現させたいとの考えだが、伊藤代表は「RIZINのリングでやる必要があるのかな」と答えており、考え方の相違があるようだ。もちろん、RIZINがこのカードを魅力的として捉え、組む意思があるかどうかが一番のポイントとなる。

 ただ、両者とも“今すぐに”とは考えていないことは明らかで、両者がさらに実力と知名度を上げ、周囲からの「このカードが見たい」との声が高まった時に実現するのがベストな形ではないだろうか。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア