2021年9月9日(木)テレビ朝日『アメトーーク!』(23:25~0:25)にて「キックボクシング大好き芸人」が放送された。
K-1ファンとして知られKrushで解説席にも座った土田晃之の持ち込み企画で、RISEのゲスト解説を務めた今田耕司、KNOCK OUTのゲスト解説者だった古坂大魔王、K-1でゲスト解説を務めた平子祐希(アルコ&ピース)、格闘技ファンとして知られる坂井良多(鬼越トマホーク)、格闘技ライターとリングアナもしている神宮寺しし丸、そしてMC側ゲストのケンドー・コバヤシも交えてトークが繰り広げられた。
番組のメインテーマは武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と那須川天心(TARGET/Cygames)についてで、土田は2人の紹介VTRが流れた後、「ジャイアント馬場さんとアントニオ猪木さんの2人がいるのと同じ。ありえないじゃないですか。だからこそこの2人が戦うってことをアメトーークでやりたいって話したの。僕らは(2人が戦うと)信じています」と語る。
2人のベストマッチとして、2016年12月にKNOCK OUTで行われた那須川vsワンチャローン・PK・センチャイムエタイジム戦、2021年3月にK-1で行われた武尊vsレオナ・ペタス戦が紹介された。
ファイトスタイルについてコバヤシが「天心は(攻撃を)もらわない、武尊は一歩も退かない」と言えば、平子は「武尊選手は強烈すぎるパンチとメンタル、天心選手はスピードとキック。武尊選手はパンチのまとめ方、猛ラッシュで仕留めるパンチを持っている。やられそうになるとニヤっと笑うんですよ。悟空と同じメンタルなんです。おめえ強いなわんわくすっぞ、と」とドラゴンボールの孫悟空に例える。
出演者のアツいプレゼンを聞いたMCの蛍原徹は「短時間だけですけど、見たいです」と武尊vs那須川が見たくなったと言い、今田は「やりそうな気がする」と語った。
(写真)山崎vs安保の壮絶KOシーンも放映された 続いて「魅力溢れる選手と試合をプレゼン」として魔裟斗vsアルバート・クラウス、勝次vs前口太尊、山崎秀晃vs安保瑠輝也、史上最大の兄弟喧嘩として卜部弘嵩vs卜部功也を紹介。「王者に挑む男たちの物語」として那須川に挑んだ内藤大樹も紹介された。
(写真)古坂大魔王が「何回見ても泣いちゃう」と紹介した勝次vs前口。VTRを見た平子が涙を浮かべた そして最後にはスペシャルゲストとして、那須川がスタジオに登場。那須川は「裏で見ていて皆さん凄く詳しいなって。これ(キックボクシング特集)をやってくれるのが僕の中で夢で、それが叶った」と話し、出たい企画を聞かれると「エヴァンゲリオン芸人」と答えた。
出演者からの質問で「大晦日に武尊選手と何を話したのか」と聞かれた那須川は「僕は試合後だったので『見に来てくれてありがとうございます』と言ったら、向こうは『待たせましたね』みたいことを言っていた」と明かす。
(写真)RIZIN大晦日のリングサイドでついに対峙した両者。この2人がリングで対峙することが番組では期待された このことは大晦日の大会後インタビューで那須川は「お疲れさまでした、みたいな感じで。ちょっと話した、みたいな。そんな感じですかね」と多くは語らず、武尊も「それは2人だけの秘密です」としていたこと。
また、武尊vsレオナの感想を聞かれて「前からの印象はずっと変らないので、武尊選手は自分のやりたいことをやる印象がある。そのままだなと思いました」とした。
そして那須川はミット打ちを披露。本当は平子にケツキックをやってもらう予定だったそうだが、那須川が「よくケツ蹴ってよって言われるけれど僕はマジでやる」との言葉を受け、中止となった。
番組の最後は「(那須川vs武尊を)見たいなって一格闘技ファンの願望を訴えさせていただいただけです」との言葉で締めくくられた。