(ハム・ソヒ戦は)もっと練習しないと手の届かない存在なんじゃないかなと思う
──試合当日のインスタグラムの投稿や、試合の入場の時も、とても落ち着いていて自信に満ち溢れていたように見えました。自信の表れが試合にも出たと思いますが、その要因はなんだと思いますか。
「練習期間が長かったので、それだけ自信がつくほど練習をしてきました。(練習してきた)技術はもっといっぱいあったんですが。約1年半ぶりに本戦に出て、緊張よりかは戻ってきたなという気持ちがありました。それと同時に、“やらなきゃ”って気持ちがあってギクシャクした気持ちでした。自信はあるし落ち着いてはいたんですが、試合で出せなかったら意味ないなってすごい思ったし、他の選手を見ているとやっぱり打撃の選手が強いので、自分の穴がよく見えた反省の試合だったかなと思います」
──スタンプ選手との試合をファンは見たいだろうとお話ししていましたが、リトゥ・フォガット選手も準決勝に勝ち上がりました。レスラーのリトゥ選手との試合はどう思いますか。
「全然アリだと思います。トーナメントは判定が多いと聞いたんですけど、本当に僅差でみんなが同じくらい強いので、本当に誰が来ても良いように練習します」
──アトム級WGPの交替試合に出場した山口芽生選手は残念ながら敗退してしまいましたが、平田選手が日本を代表する形となりました。日本を背負うというのはどういう気持ちですか。
「光栄に思います。日本人だからこそ、日本の強さを見せないと、というプレッシャーであり、モチベーションがあります。やらなきゃ、やらなきゃって思うよりかは、自分が持っている良いものは全て見せたいなって思います。日本でただ一人だけっていうところが自分の中でとても嬉しいです」
──ハム・ソヒ選手がザンボアンガ選手に勝利しました。ハム・ソヒ選手はとても長いキャリアを持っていますが、このグランプリを優勝するのには彼女を倒さないと、と思いますか。
「そうですね。一番注目されていて、一番強いって言われているだけあるし、経験してきた場数が違うので、やってみたいという気持ちもあるんですけど(自分の)今日の試合を見る限り、もっともっと練習しないと手の届かない存在なんじゃないかなと思うので、自分を責めるではないですけど、もっとやらなきゃなって思います」
──少し気が早い質問ですが、このグランプリで優勝すると現世界王者のアンジェラ・リーと対戦することになりますね。もし平田選手がアンジェラ選手と対戦したら、どんな試合になると思いますか。
「今日の相手もそうなのですが、アンジェラ・リーは身長も大きい選手でリーチも長いしフィジカルの強さもあると思います。それに負けないようにどう対策するかだとは思いますが、(彼女は)柔術もできるし、グラップリングも上手だし、打撃もできる穴の少ない選手なので、気持ちでぶつかる試合になるのかなと思います。ずっと対戦してみたいって思っていたので、トーナメントで優勝してアンジェラ・リーに挑みたいです」