ブッサラカム野外病院への寄付。渡タイがままならないため、現地の協力者が志朗のパネルを用意した(C)KICK REVOLUTION
キックボクサーの志朗(BeWELLキックボクシングジム)が、タイの医療機関に向けて防護服を620着寄付した。
(写真)ブッサラカム野外病院の様子
8月30日付けのタイ保健省によると、新規感染者数15972名、治療中176137名、死亡者数256名(8月30日)、完治者数1002527名、累計症例数1190063名と発表されている。
寄付は7月30日に行われ、コロナ感染の猛威の中、病床が足りない、治療するための薬が届かない、必要な備品が足りないという事情を知り、医療現場ですぐ使える防具服を寄付した。
(写真)パンヤナンタピック・チョンプラタン・メディカルセンター
寄付先は、バンコク市内にある3つの病院で、パンヤナンタピック・チョンプラタン・メディカルセンター、プラッププラチャイレスキュー財団、ブッサラカム野外病院。ブッサラカム野外病院は、病床数が足りないということもあり、Impact展示会ホールの中に、病床を用意し作られた野外病院。
(写真)プラッププラチャイレスキュー財団
志朗の寄付については現地のムエタイ新聞である、「ムェサイアム新聞」にも掲載された。志朗は、ムエタイ選手として修業を積み成長させてくれたタイに対して、恩返しをしていきたいという気持ちから、タイでの寄付活動を行ってきた。本来は自分が直接タイに届けたいという希望があったが、「コロナ禍ということから、現地で志朗の社会貢献活動を支えているジャン氏に協力をいただき、志朗パネルを代わりに連れていってもらいました」という。
(写真)ムエタイ専門紙の「ムエサイアム」も志朗の寄付を報じた
タイの感染事情はこれまでの外出禁止令に変わり、9月1日からは社会・経済活動の制限緩和を行うと告示している。しかし、寄付をした医療機関の話では、依然として医療現場については大変な状況であるとのこと。志朗は今後も可能な限り支援を続けていく予定だ。
志朗は9月23日(木・祝)神奈川・ぴあアリーナMM『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 YOKOHAMA』にて、「RISE DEAD or ALIVE 2021 -53kgトーナメント」の準決勝・決勝戦に臨む。