前回大会でジョナタン・バイエスと激闘を繰り広げた渡慶次の連続参戦が決まった
2021年10月6日(水)東京・後楽園ホール『LETHWEI×UNBEATABLE』の対戦カードと出場選手が発表された。同大会は7月22日の第1回大会に続き2回目の開催となる。
ラウェイ戦には渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)の連続参戦が決まった。渡慶次は2012年5月にプロデビューし、パンクラスを主戦場とするMMAファイターだったが、2017年からミャンマーの超過激格闘技ラウェイに参戦。現在まで7勝4敗6分と本場ミャンマーの選手を相手に勝ち越しており、その勝利の中には2018年6月にミャンマーの英雄ソー・ゴー・ムドーをKOした試合や、同年12月にミャンマーで開催された国際大会の『KBZ グランドファイナル』でKO勝ちして日本人2人目の同大会王者に輝いた試合も含まれる。『LETHWEI IN JAPAN』の活動休止後はキックボクシングの試合に出場していたが、7月の第1回大会でラウェイに復帰してジョナタン・バイエスを3RでKOした。MMA戦績5勝6敗、キックボクシング戦績1勝3敗。
渡慶次は「7月にラウェイ公式試合を久しぶりにやって、皆さまからの大きな反響があり、自分の活きるリングはやっぱりラウェイだと確信しました。早くまたラウェイがしたい。毎月でも毎週でも毎日でも生きている実感が欲しいので、僕はまたラウェイをやります。次戦も生きるか死ぬかを懸けての闘いとなります、必ず見て下さい。この命燃やして輝きます」とコメント。対戦相手は後日発表となる。
アンビータブルでは半田勝也(猛者連八幡支部チームキクリン)vs内田ノボル(翔拳道)の無差別級5分2R、、テレカ∞(=インフィニティ/NEXT LEVEL渋谷)vs杉山和史(TURNING POINT)の63.5kg契約5分2Rの2試合が決定。
「アンビータブル・ルール」とは、シリーズのために特別開発されたオープンフィンガーグローブを着用。5分2Rでインターバルは2分、判定決着あり。パンチ、キック、ヒジ打ち、ヒザ蹴り、頭突き、頸部(首)以外への絞め技・関節技、戦略的なクリンチ(抱え込み)、頸部を支点としたものを除くあらゆる投げ技と、ほぼ全ての立ち技での攻撃が認められる。
半田は突破無差別キックルール王者、突破無差別級突破ルール王者、益荒男無差別級王者、宴無差別級王者と地下格闘技で活躍し、28(19KO)5敗1分。プロMMAでは4勝(3KO)2敗、アマチュアキックボクシングは3戦3敗、ボクシング1敗。7月の第1回大会でアンビータブルにて勝利を収めた。「前回の大番戦ではダウンを奪ったのに決めきれず判定勝ちになってしまったので、今回はKOでしっかり会場を沸かせたい。内田選手はデカくて頑丈そうだなって印象です。ローキックが強そうなのでしっかりカットしてパワーで圧倒します。1番オモロいどつきあいしましょう!」とコメントしている。
対する内田は1998年8月にK-1でプロデビュー、MA日本キックボクシング連盟を主戦場として2000年6月にMA日本ヘビー級王座を獲得。マイケル・マクドナルド、アレクセイ・イグナショフらを破り、ピーター・アーツや天田ヒロミらと拳を交えた。2004年からは新日本キックボクシング協会を主戦場とし、2006年1月には日本ヘビー級王座を獲得して二冠王に。46歳となった今でも様々な団体に出場して様々なルールで戦う。キックボクシング戦績は34勝(15KO)13敗7分。MMA戦績1勝(1KO)1敗。アンビータブルには今回が初参戦。「ルールが頭突きありだろうと、オープンフィンガーだろうと、こっちは踏んできた場数が違う。触らせないよ(笑)。パンチで倒すから覚悟してリングに上がってきなさい」とのメッセージを寄せた。
テレカはキックボクシングで4勝3敗2分の戦績を持ち、ラウェイには2018年9月の「LETHWEI IN JAPAN 9』で挑み、真虎斗a.k.a BASTAを相手に4Rフルタイム引き分け。アンビータブルには今回が初参戦で「ラウェイ初参戦から約3年の月日が経ちました。引き分けという結果でしたが、充実感のある闘いが今も忘れられません。今回、アンビータブルルールで3年越しに白黒つけに行きます。アンビータブルルールといえばテレカと言ってもらえるような試合をすることを約束します」と意気込む。
対する杉山はMMA戦績15勝9敗1分で、パンクラス、ZST、GRACHAN、ROAD FCなどで試合を行ってきた。前戦は2019年9月のパンクラスでの田村一聖戦(初回KO負け)。「ヴィーガンMMAファイターの杉山です。私は肉・魚・卵・牛乳等の動物性食品を一切とらないVEGANです。菜食だけでも強く健康に闘える事を証明するためにリングに上がります。私は人間の娯楽のために闘わせる闘牛や闘犬といった動物搾取に反対します。動物に苦痛を強いるのではなく、日頃から自分の意志で鍛錬を重ねている格闘家の闘いを見てください」との意気込みを寄せている。
なお、前回大会の出場を見送った佐藤光留(パンクラスMISSION)の出場も決定している。