HIROYA(TRY HARD GYM)が8月21日、『ベルヴィ武蔵野 Presents RIZIN WEDDING for HIROYA』として、ファン・関係者向けに結婚披露宴を行った。イベントの模様は『Exciting RIZIN』にて配信された。
2021年3月に、高校生時代から付き合っていたあゆほさんと入籍したHIROYA。今回のイベントは、その結婚披露パーティーをRIZINが全面プロデュースしたもので、ファイターや豪華ゲストが登場し、HIROYA自身も実弟の大雅と“ウエディングマッチ”としてエキシビションマッチに臨んだ。
特製パンフレットが用意されるなか、RIZINの榊原信行CEOの祝辞に続き、紋付羽織袴を着用したRIZIN漢塾塾長・石渡伸太郎の“初仕事”となる乾杯の音頭後、パーティーはスタート。
TRY HARD GYMの松倉信太郎のほか、斎藤裕、朝倉未来、武田光司、川名TENCHO雄生、中村K太郎&杉山しずか夫妻、太田忍らが祝辞を述べ、HIROYA夫妻を祝福。また、ビデオメッセージでは、浜崎朱加、所英男、大崎孔稀からの祝福コメントも寄せられた。
会場中央の特設リングでは、アテネ五輪ボクシング代表候補選手でもあったTEEによるスペシャルウェディングソングの披露後、関根"シュレック"秀樹率いるウェディングモンスター軍によるスペシャルウェディングプロレスが行われ、新郎のHIROYAが助太刀の右ハイキックを繰り出す場面も見られた。
また、ウエディングマッチとしてHIROYAが弟の大雅とレガースをつけて3分1ラウンドのエキシビションマッチを披露。HIROYAが得意のボディブロー、大雅もハイキックを繰り出すなど、コンディションの良さをうかがわせる動きを見せた。
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年末のRIZINで試合をさせてください(HIROYA)
試合後、HIROYAは周囲に感謝の言葉を述べると、榊原CEOに「今年引退すると言ってきました。年末のRIZINで試合をさせてください」と、大晦日の引退試合を直訴。
榊原CEOは「大晦日、引退試合やりますか。じゃあ、シバターに電話して聞いてみます」と、昨年の大晦日の因縁の相手との再戦を笑顔で打診する場面も見られた。
ジュニアキック出身選手の元祖的存在であるHIROYAは、小学4年生からキックボクシングを始め、自ら魔裟斗に売り込んで2007年2月に15歳で史上最年少のK-1出場、20歳の相手にTKO勝ちを収めて“魔裟斗二世”として大きな注目を浴びた。2008年大晦日、K-1甲子園2008で優勝。旧K-1で活躍後、2014年3月に初代Krushスーパー・ライト級王座に就く。Krush、新K-1、RISE、RIZINを渡り歩き、2019年10月の小西拓槙戦後に近い将来の引退を表明。
2020年大晦日にシバターとミックスルールで対戦して話題を呼び、2021年6月の東京ドームでは那須川天心の1vs3マッチで2人目の対戦相手を務めた。その試合後に年内での引退を発表、今回のウエディングイベントもリング上で発表していた。
「ジムをまとめる立場として、ジムの選手たちがもっと団結していけたらもっと強くなれるし、選手個々の実力もアップさせ、選手として、人間として成長していけるように、大きな家族のようにやっていきたい。そのためにはあゆほの力がすごく大きいし、選手からの信頼も大きくて、僕に言えないことをあゆほに言ってくることもあるので、力になってもらいながら、自分も周りの力を借りてやっていきたいと思っています」と決意表明していたHIROYA。
翌日の8月22日の『KNOCK OUT-EX』では、TRY HARD GYMの龍聖が1R TKOで8勝(7KO)無敗をマーク。
「大晦日のRIZINでHIROYAさんが引退試合をやるなら、HIROYAさんに憧れて始めたので最初で最後の同じ日に試合がしたい。それがストーリーだし、運命なのかなと思います」と、HIROYAのラストマッチがあるのならば同じリングで試合がしたいとも語っている。
果たしてHIROYAの大晦日引退試合の相手は誰になるか。そして第2の人生にも注目だ。