5月11日(土)、新宿FACEにて、「ZST.64」が開催された。
昼夜大会の昼興行となった「ZST.64」メインでは、第4代ZSTフライ級王者、竿本樹生(BRAVE GYM)が、ベテランの寝技師・佐々木亮太(蒼天塾あざみ野道場)と対戦。
竿本は序盤から強いテイクダウンでバックを奪いリアネイキドチョーク、ギロチンチョークなどを狙ったが、佐々木は再三腰をズラして正対して脱出。竿本もスクランブルでは譲らず。終始佐々木をコントロールして判定3-0で勝利した。
試合後、竿本は極めきれなかったことを反省しながらも、「フライ級には対戦相手がいない」とバンタム級転向を示唆。さらに年内のRIZIN参戦を目標とした。
竿本樹生「チャンピオンとしてKO、一本では勝てなかったんですけど、今日勝って8連勝中なので、ZSTの階級もフライ級はあまり人がいなくて、RIZINへと言いたいんですけど、こんな試合をしていては難しいかもしれなくて、またもっとパワーアップして、いまZSTがバンタム級(トーナメント)をやっているんですけど、ちょっと僕もバンタム級を視野に入れてやっていこうかなと。まだ通常体重で62kgとかなので全然、小さいですけど……フライ級の56kgから61kgまで、出ようかなと思っています。でも本当は年内に目標のRIZINの舞台に立てるように頑張っていきます。こんな僕ですけどZSTを引っ張っていこうと思っているので、皆さん、僕についてきてほしいと思います。もっと強くなって恩返ししていきたいと思います」
また、今大会より第3代バンタム級王者決定トーナメントが開幕。昼の部では、ベランの滝田J太郎(和術慧舟會/KINGCRAFT)が清水俊裕(総合格闘技宇留野道場)を判定で下した。
夜の部では、金井塚信之(フリー)とジェイク・ムラタ(パラエストラTB/Fighting Nexus)が対戦。勝ち上がった選手が8月の豊洲PIT大会で予定されている決勝戦に進出する。
◆「ZST.64」(昼大会)新宿FACE 試合結果
▼第11試合 メインイベント ZSTルール フライ級 5分2R○竿本樹生(第4代ZSTフライ級王者/BRAVE GYM)[判定3-0]×佐々木亮太(蒼天塾 あざみ野道場)
▼第9試合 第3代ZSTバンタム級王者決定トーナメント ZSTルール バンタム級5分2R×清水俊裕(総合格闘技宇留野道場)[判定0-3]○滝田J太郎(和術慧舟會/KINGCRAFT)
滝田J太郎は和術慧舟會仕込みの腹固めチョークを清水俊裕に仕掛け、判定勝利。リング上で、「8月のバンタム級トーナメント、優勝するのはこの滝田J太郎だ! みんな見に来てね」と、キャリア終盤の大勝負に向けて優勝宣言。いつもの「1・2・3・J!」で締めた。
▼第8試合 ZSTルール ライト級 5分2R×マックス・ザ・ボディ(BRAVE GYM)[判定1-2]○佐野哲也(team SOS)
▼第7試合 ZSTルール ライト級 5分2R○ベン”ザ・クイーンズガード”ブッカン(T.GRIP.TOKYO/総合格闘技津田沼道場)[判定3-0]×餅瓶太(和神会)※渡部拳士郎は練習中に負傷
▼第6試合 ZSTルール フライ級 5分2R○二之宮徳昭(クロスワンジム湘南)[判定3-0]×小林 優(パラエストラ吉祥寺)
▼第5試合 ZSTルール フェザー級 5分2R×山本空良(POD札幌)[判定0-3]○原口 央(BRAVE GYM)
▼第4試合 ZSTルール フェザー級 5分2R○小川将貴(ピロクテテス新潟)[判定2-1]×森山壱政(SONIC SQUAD)
▼第3試合 SWAT! バウト ZSTルール ライト級 5分2R○上原 平(リバーサルジム横浜グランドスラム)[2R 2分52秒 TKO]※パウンド、レフェリーストップ×西尾真輔(総合格闘技宇留野道場)
▼第2試合 SWAT! バウト ZSTルール ストロー級 5分2R×川元啓吾(リバーサルジム東京スタンドアウト)[1R 0分57秒 KO]○北野一声(SONIC SQUAD)
▼第1試合 SWAT! バウトZSTルール フェザー級 5分2R×小松裕理(U-FILE CAMP登戸)[1R 2分07秒 TKO]※パウンド、レフェリーストップ○青柳克明(総合格闘技宇留野道場TAIWAN)