パンチで井上を吹っ飛ばす龍聖(右)。HIROYAの拳を受け継ぐ男が格闘技界の頂点を目指す 撮影/安村発
SACRED FORCE presents KNOCK OUT-EX vol.4 ~BLACK FIGHT~
2021年8月22日(日)東京・新宿FACE
▼メインイベント(第5試合)KNOCK OUT-BLACKフェザー級 3分3R延長1R
○龍聖(TRY HARD GYM)
TKO 1R 2分00秒 ※左右連打
×井上竜太(Hard Worker/INNOVATIONフェザー級4位)
龍聖は小学1年生でキックボクシングを始め、HIROYAの指導を受けアマチュアで多くの経験を積んで2019年4月にプロデビュー(KO勝ち)。“HIROYAが送り込む刺客”として同年8月のREBELSに初参戦し、強打で2R53秒KO勝ち。その後もKOで連勝し、2020年12月のREBELSでは聖域統一フェザー級王者・光太郎ZLSに1Rわずか51秒でハイキックによるKO勝ち。6戦6勝全KO勝ちのパーフェクトレコードを更新していたが、前回3月大会で大脇武に判定勝ち。無敗記録は更新したものの初めてKOを逃してしまった。戦績は7勝(6KO)無敗。
井上は11戦無敗の記録を更新していたが、6月のシュートボクシングで手塚翔太に敗れ、初黒星を喫した。戦績は7勝(3KO)1敗4分。両者とも2001年生まれ同士の対決となった。
1R、龍聖はジャブを突いてロー、井上もローで対抗する。じりじりとプレッシャーをかけていく龍聖は接近すると左フックでダウンを奪う。続いて顔面前蹴り、右ハイ。
井上はジャブを突いてローを蹴るが、龍聖がボディからのコンビネーションパンチで左フックをヒットさせる。さらに左右ボディからの右カーフキック2連発。飛びヒザ蹴りからの左右連打で井上がコーナーにもたれかかったところでレフェリーがストップした。
圧勝を遂げた龍聖は「試合数が減っちゃたりしてその中でKNOCK OUTを応援してくれてありがとうございます。内容もまだまだで喜べる内容ではないですけれど格闘技界を引っ張っていけるように頑張っていきます」と宣言した。
試合後のインタビューでは、まずは年内にKNOCK OUTのタイトルを獲り、「大晦日のRIZINでHIROYAさんが引退試合をやるなら、HIROYAさんに憧れて始めたので最初で最後の同じ日に試合がしたい。それがストーリーだし、運命なのかなと思います」と、師匠のHIROYAと同じリングで試合がしたいと話した。