キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT-EX】リカルド・ブラボが代打出場の西村介佑を2分でKO、壱はヒジ打ちでダウン奪い森岡悠樹を退ける

2021/08/22 17:08

▼セミファイナル(第3試合) KNOCK OUT-RED スーパーバンタム級 3分3R延長1R
〇壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)
判定3‐0 ※29‐28、29-27、30-27
×森岡悠樹(北流会君津ジム)


 壱は2019年12月のムエタイオープンで岩浪悠弥にまさかの初回KO負けを喫し、14連勝が途切れた。2020年2月のルンピニースタジアムでの再起戦でも敗れ、9月のKNOCK OUTで小笠原瑛作にも初回KO負けと絶不調だったが、12月のREBELSで鈴木貫太から久々の勝利を収めた。岡山ZAIMAX MUAYTHAI 55kg賞金トーナメントでは準決勝(1回戦)で強敵・岩浪悠弥に勝利も、決勝で加藤有吾に3度のダウンを奪われての判定負け。今年3月に古村光を判定で破り、再起を果たしている。


 森岡は昨年の『KNOCK OUT』と『REBELS』で2月の小笠原裕典戦、12月の古村光戦と2試合続けて延長で涙を呑んだが、今年1月に横野洋に勝利。6月大会では鈴木貫太をヒジ打ちによるカットでTKOに降し、波に乗る。


 1R、壱が左ミドルをテンポよく当てるも、森岡が右ミドル、右ストレートを当てて主導権を握る展開に。2R、壱はこのラウンドになると左ストレートなどの手数も増やして打ち合いの展開でも問題ないところをアピール。壱の攻撃が当たり、このラウンドは取り返した。


 3Rになると、壱の左ミドルが森岡のボディをえぐるといきなり失速。組んでのヒザも当てる壱は至近距離で左ヒジを当てダウンを奪う。森岡の反撃を許さず、壱が判定勝ちした。 

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