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インタビュー

【K-1】仲のいい東京五輪メダリストの高藤直寿、阿部一二三、向翔一郎に刺激受けた加藤虎於奈「僕も続きたい」

2021/08/18 18:08
 2021年9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~』にて行われる「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」(1回戦から決勝までを1日で行うワンデートーナメント)。  同トーナメントに出場し、1回戦で優勝候補筆頭と目されている野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と対戦する第8代Krushウェルター級王者・加藤虎於奈(TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)のインタビューが主催者を通じて届いた。  加藤はレオナ・ペタスの弟で、2017年12月にKrushでプロデビュー。左右どちらにも構え、豊富な運動量で動き回る独特な戦い方で戦績は6勝(3KO)3敗。2021年1月に山際和希を判定で破り、第8代Krushウェルター級王者となったが、4月の初防衛戦で松岡力に判定で敗れ王座を失った。 漫画で例えるなら『SLAM DUNK』の山王戦みたいな感じですかね ──今年は1月にKrushウェルター級のベルトを獲って、4月の初防衛戦で王座陥落。そして今回の王座決定トーナメントと、激動の1年になってますね。 「初防衛戦で松岡力選手に負けて、ウェルター級では列の最後尾に行ったんですけど、いきなり最前列の選手に挑めるのはありがたいことなので、メチャクチャ気合いが入りました」 ――1回戦で当たる最前列の選手=野杁正明選手にはどんな印象を持っていますか? 「以前、野杁選手と話す機会があって、その時に『オファーがあったタイミングで、この人に挑戦しなきゃダメだな』って、その時点で決めてたんですよ。だからこの話が来た時、最初は少し驚きましたけど、すぐにOKを出しました。野杁選手の強さについては何も言いようがない選手だと思うんですけど、勝負事に100%はないと思うし、0.1%でも可能性があるんだったら、その可能性をこの試合に持ってくるという感じです」 ──今回は1日3試合のワンデー・トーナメントですが、そのために準備していることはありますか? 「自分が外から見たとしても、野杁選手と俺だったら絶対野杁選手が勝つだろうと思うので、トーナメントのことを考えるよりも、今回はワンマッチだと思って野杁選手を潰しに行くしかないと思ってます」 ──では「野杁正明を潰しに行く」ための一番の武器とは? 「そこは、当日を楽しみにしていてほしいです」 ──3月には兄のレオナ・ペタス選手が武尊選手との大一番に臨みました。あの試合からも大きな刺激を受けたのでは? 「そうですね。あの試合を見て、お兄もすごいなと思ったんですけど、武尊選手もメチャメチャすごいなと思って。でもあの時は五分五分と予想されてて『どっちが勝つか』で盛り上がったんですけど、俺の場合はほぼ100%の人が野杁選手の勝ちを予想していると思うので、それをひっくり返したらまた格闘技人生も変わるかなと思います」 ──そういう意味では、ここで勝てば一気に加藤兄弟の巻き返しの時期に入るのかなとも思います。 「はい、とにかく1回戦を勝てば、一気に巻き返せると思うので、1回戦にしかかけてないです」 ──1回戦を越えれば優勝まで行ける? 「うーん……(笑)。漫画で例えるなら『SLAM DUNK』の山王戦みたいな感じですかね。主人公の湘北は、優勝候補と言われていた山王工業に勝ったじゃないですか。湘北は次の試合でボロ負けするんですけど(笑)、僕はボロ負けせずに、優勝まで行けたらと思います」 ──それも含めて当日、お客さんに一番見てもらいたい点は? 「東京オリンピックの柔道で活躍した高藤直寿さん、阿部一二三、向翔一郎とは仲がよくて、みなさんがすごく良い姿を見せてくれたので、僕もそれに続く姿を見せられたらと思います」
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