K-1K-1
K-1
ニュース

【Krush】「いやらしい戦い方もできる桃太朗」に変化する鬼山桃太朗「自分としても攻略しづらい選手になっている」

2021/08/17 22:08
 2021年8月21日(土)東京・後楽園ホール『Krush.128』で開幕する「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」。その1回戦で愛瑠斗(=えると/健成會)と対戦する鬼山桃太朗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が所属ジムにて公開練習を行った。  鬼山は 岡山県出身で「鬼に育てられた桃太郎」というキャラクター設定なのだという。2020年11月の『Super Bigbang』にてMA日本キックボクシング連盟スーパーバンタム級王者・戸井田大輝を破りBigbangスーパーバンタム級王者となった。Krushでは2020年1月に桑田裕太、7月に蒼士と連続KOを飾っていたが、今年3月のK-1で金子晃大にKO負け。戦績は4勝(2KO)2敗。  金子戦での敗因について「絶対に勝てると思っていましたが、今振り返ると、格闘技に対する考え方が甘く、そりゃあ負けるわなと。先輩の武尊さんは気持ちを出して戦って気持ちが折れなければ絶対に勝てるということを言われていて、僕も絶対に気持ちでは負けないという思いでやっていましたが、気持ちだけの戦いではダメだなと。気持ちが強いのは当たり前。実際、武尊さんは気持ちだけじゃなく色んな技術があった上での気持ちの強さなので、僕は基本的なことをしっかりやろうと思いました」と自分のスタイルを見つめ直すいいきっかけになったという。 「僕が鬼山桃太朗と戦うんだったら攻略しやすい。1から自分を見直して、自分の今までの戦い方だったら勝てない、これから上に行くためには変えていかないといけないと思ったので、前回の金子戦の後、周りからの色々なアドバイスをいただいたり、自分で色々と考えてきました」と自己改革に努めてきた。  その結果「だいぶ変わってきて、いい感覚が掴めています。自分としても攻略しづらい選手になっていますし、相手が前回の試合を見て対策を練ってくるなら参考にはならないと思います。前までは素直すぎる戦い方でしたが、持ち味は消さないで今はいやらしい戦い方もできる桃太朗を目指していて、次は変わった姿が見せられると思います」と手応えを感じているとも話す。  金子戦の公開練習では、猿(渡辺雅和代表)、犬(上松大輔トレーナー)、キジ(伊澤波人)を従えてミット打ちを披露した鬼山だが、この日、おともたちの姿は見えず。「いつもは一緒にいるのですが、今回はタイトルの懸かった試合ということで、僕の“本気度”を伝えたいと思って一人で来ました」と真剣モード。そして、渡辺代表を相手にミット打ちを行い、仕上がりの良さをアピールした。  1回戦はプロキャリア3戦3勝の新鋭・愛瑠斗が相手となり「若くて才能ある選手だと思います。今風の試合をしてくるイメージがあります」と印象を語る。  トーナメント組み合わせ発表記者会見時に愛瑠斗は「鬼から生まれた愛瑠斗です」「桃太朗退治をして頑張ります」など鬼山の桃太郎設定を意識したコメントが多かったが「ビックリしました。そこまで来るかと(笑)。向こうは『鬼のトレーナーに育てられた僕が桃太朗退治をします』と言ってましたが、僕も実は鬼に育てられているんです(笑)。鬼山に辿り着いた桃を鬼に拾われて、僕は鬼に育てられてたのでキャラ被りだなと。そこはちゃんと調べてきてほしかったですね。完全に勉強不足ですよ」とダメだし発言する場面もあった。  昨年11月にはBigbangに出撃し、スーパー・バンタム級王座を獲得している鬼山だが、主戦場としているKrushのタイトルの懸かった試合ということで「毎回勝つ気で臨んでいますが、やはりタイトルが懸かると気持ちが違いますし、毎日気合いが入った練習ができています。いい練習ができているのでいい勝ち方のイメージもできています」と気合い充分だ。  そして最後には「トーナメント全体を通して『鬼山桃太朗のトーナメントだったな』と思われるような勝ち方をしていき、最終的に自分がベルトを巻いて終わりたい。まずは1回戦で絶対に倒します」と締めくくった。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント