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インタビュー

【K-1】5勝(4KO)無敗でトーナメント出場に抜擢、寧仁太・アリ「僕は運を持っている男だと思うので、その運も味方にする」

2021/08/16 20:08
 2021年9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~』にて行われる「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」(1回戦から決勝までを1日で行うワンデートーナメント)。  同トーナメントに出場し、1回戦で小嶋瑠久(PURGE TOKYO)と対戦する寧仁太・アリ(ガーナ/K-1ジム総本部チームペガサス)のインタビューが主催者を通じて届いた。  寧仁太は184cmの長身を誇り、第25回K-1アマチュアAクラス -70kg優勝。3月のK-1では海斗をKOで葬り、6月のKrushでは第7代Krushウェルター級王者・山際和希をも判定で降し、戦績を5勝(4KO)無敗としたホープ。 アフリカの血が混ざっている以上、彼らに負けたくない ──プロ5戦5勝(4KO)の寧仁太選手が第2代ウェルター級王座決定トーナメントへの参戦が決まりました。このタイミングでK-1のベルトに絡むチャンスが来たことをどう思っていますか? 「ビックリはしませんでしたが、外国人選手を呼べる状況だったら、自分が選ばれたかどうかは分からないと思うんです。だからこのチャンスは当然ではないし、自分は挑戦者なので、用意された素晴らしい舞台で自分の実力を出したいなと思うだけです」 ──とはいえ自信はあるのではないですか? 「そうですね。今、日本にいるウェルター級の選手を集めるとなったら、自分は5連勝しているのもあって、選ばれてもいいんじゃないかとは思っていました」 ──今回はガーナ代表としてトーナメントに出るという側面もあります。 「東京オリンピックに出たボクシングの岡沢セオン選手も日本とガーナのハーフで、アフリカ系の選手が活躍しているじゃないですか。自分もハーフということでアフリカの血が混ざっている以上、彼らに負けたくないというのもありますし、日本人にはない個性もあると思うので、そこを生かして頑張りたいと思います」 ──それでは1回戦で対戦する小嶋瑠久選手の印象は? 「パンチのラッシュが上手くて、空手をやってたので蹴りも上手い選手だと思います。一階級下のスーパー・ライト級でやってきた選手ですがKO数も多いので、倒し合いが見せられるんじゃないかと思います」 ──トーナメントの1回戦というのも踏まえて、どう戦うつもりですか? 「ワンデー・トーナメント自体、今回が初めてなんですよね。僕は器用なタイプじゃないので、次の試合のためにどうこうするというのは考えてないです。1試合1試合、命かけて戦うということしか考えてないです」 ──トーナメントまでの準備で考えていることはありますか? 「やっぱりスタミナは大事だと思うし、やるべきことをやって挑む以外はないと思っています。トーナメントは自分より強い選手ばかりだと思うんですけど、気持ちでは絶対負けたくないし、技術以外の面でも勝ちたいなと思います」 ──ここまでプロ無敗の5連勝。直近、6月Krushの山際和希戦では連続KO記録こそ途切れたものの、ベテランの山際選手に競り勝った試合はいい経験になる試合内容だったと思います。 「あとから映像で試合を見たんですけど、『ここをこうすればKOできたな』とか、気づきはいろいろありました。試合後はそこで分析したことを生かしながら練習できているので、次の試合はもっと冷静に、倒せるところは倒しにいけるんじゃないかなと思います」 ──他の7選手で、気になる選手は誰ですか? 「やっぱり野杁正明選手と安保瑠輝也選手はスーパー・ライト級でベルトを持っていた選手で、しかもK-1という世界の舞台でチャンピオンになった選手なので、そういう選手たちがどういう人間でどういう戦いをするのかというのを、身をもって感じたいと思っています」 ──トーナメントの勝ち上がりによっては1日で両選手と戦えるかもしれません。それは楽しみと感じますか? 「楽しみ…かもしれません(笑)。緊張や恐怖ももちろんあるんですけど、試合当日になったら、それまでにやってきたことを出せる自分になっていると思うので、そこで後悔しないように、試合までの日々を頑張って過ごそうと思ってます」 ──優勝するために一番必要なものはなんだと思っていますか? 「小手先の技術でなんとかしようとしても、何年もトップでやっている選手には敵わないと思っています。そういうところではなく、自分の持っているハートや身体能力を、当日しっかり出せるように、全力で磨いていって、最後は気持ちだと思うので、そこは負けたくないですね」 ──プロ無敗のままK-1チャンピオンになるチャンスでもあります。そのキャリアについても注目が集まると思いますが、どんな試合を見せたいですか? 「キャリアどうこうは関係なく、リングに立ったら一人の男だし、何年格闘技をやってきたとかじゃなく、人間と人間の倒し合いだと思うので、そこで出る気持ちを見てもらえたらいいと思います。そういうものでお客さんを盛り上げられたらと思います」 ──それでは最後に…ズバリ、優勝する自信はありますか? 「可能性はメチャメチャ低いと思うんですけど、格闘技は何が起きるか分かりません。個人と個人の戦いだし、優勝する可能性が1%でも0.1%でもあるなら、僕は運を持っている男だと思うので、その運も味方にしてベルトを獲りたいなと思います」
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