弟・黒田斗真のK-1バンタム級日本最強決定トーナメント制覇に続き、第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメントで優勝したい黒田(C)K-1
2021年8月21日(土)東京・後楽園ホール『Krush.128』で開幕する「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」。その1回戦で小巻海斗(真樹ジムAICHI)と対戦する黒田勇斗(K-1ジム心斎橋チームレパード)が所属ジムにて公開練習を行った。
黒田は2018年5月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、林勇汰、森坂陸、蒼士、椿原龍矢、小倉尚也らと対戦して2勝5敗1分。前戦は5月に晃貴と延長Rまで戦い、判定2-1で惜敗した。戦績は4勝9敗1分。身長174cmは8人の中で最長身。5月のK-1バンタム級日本最強決定トーナメントで優勝した黒田斗真の兄だ。
トーナメントのオファーが受けた時の心境を「前回結果が出せずに負けてしまったんですけど、それでもチャンスをいただいて感謝しています。ずっとKrushのベルトを目標にしてやってきたので、絡めるチャンスが来て燃えています」と語る黒田。
その一方「晃貴戦は熱くなりすぎて気持ちが前に出過ぎた部分があった。今回“心は熱く頭は冷静に”戦いたい」と晃貴戦の反省点をあげ「試合内容が良くても結果を出さないと意味がない」と結果には強くこだわっている。
1回戦で対戦する小巻は今年からKrushに参戦している愛知のハードパンチャ―。「バランスが良くてスピードがあってパンチもある。そこは警戒したい」と小巻のパンチを警戒しつつ「相手のペースにつき合わず、どんな状況でも自分のペースで戦いたい」と自分を貫くことが勝利に近づくと考えている。
トーナメントの勝ち上がりについて黒田は準決勝でアマチュア時代に引き分けている吉岡ビギン、決勝で小倉へのリベンジという青写真を描いている。
「準決勝はどちらが勝ってもおかしくないと思いますが、吉岡選手とはアマチュア時代に引き分けているし、弟(黒田斗真)が負けているのでストーリーがあって面白いと思います。決勝で小倉選手にリベンジして優勝したいです。今回、僕が優勝すると思っている方は少ないと思うので、1回戦で小巻選手に勝って『黒田が優勝するんちゃうか?』という試合をしたいです。(優勝予想が少ない周囲の状況について)僕はそれが燃えるし、見返したんねんという想いは強いです」
弟・黒田斗真のK-1バンタム級日本最強決定トーナメント優勝をはじめ、K-1ジム心斎橋の所属選手たちがK-1・Krushのリングで活躍。黒田も「ジムの選手もどんどん試合が決まっていて、ジムの雰囲気も良くなっている。みんな結果を残しているので、自分も結果を出したい」と話し「12月のK-1大阪大会も決まっていますが、僕はKrushのトーナメントにすべてをかけて戦いたい。僕を応援してくれる方たち、僕のことを信じてくれている方たちに勝つ姿を見せたいです」とトーナメント優勝への想いを語った。