K-1K-1
K-1
ニュース

【Krush】日本拳法仕込みの強打でトーナメント制覇を狙う小巻海斗「今度こそは気持ちでは負けないように頑張りたい」

2021/08/16 15:08
 2021年8月21日(土)東京・後楽園ホール『Krush.128』で開幕する「第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」。その1回戦で黒田勇斗(K-1ジム心斎橋チームレパード)と対戦する小巻海斗(真樹ジムAICHI)が所属ジムにて公開練習を行った。  小巻は2月のKrushでK-1 JAPAN GROUP初参戦。選手欠場を受けて急遽の出場だったが、ムエタイ三冠王の44・ユウ・ウォーワンチャイからパンチで見事なKO勝利を収めた。5月大会では小倉尚也に判定で敗れたが、右ストレートで先制のダウンを奪い“これぞKrush”という激闘を繰り広げて評価を上げた。戦績は11勝(6KO)7敗1分。  小巻は小倉戦の試合内容を賞賛されたことを喜びつつ、メンタル面での更なる強化の必要性を感じたという。 「記者会見でも言ったんが、とりあえず盛り上がる試合をすると言っていて、勝てれば最高だったんですけど、負けてしまいました。でも試合が終わって、みんなにめちゃめちゃ感動したとか色々と言ってもらえて、その言葉を言ってもらえただけで、とりあえず良かったなって気持ちでいっぱいです。(あの試合で掴んだものは?)自分も気持ちでは負けないと言っていて、最終的に小倉選手の気持ちに自分がやられた形になったんですけど、次回は小倉選手に負けないように自分も気持ちを作り直して行こうと思います」  1回戦で対戦する黒田はスーパー・バンタム級では長身(174㎝)の部類で、リーチを活かした蹴り技を得意にしている。小巻とは12cmの身長差があるが「僕はもともと日本拳法をやっていて、日本拳法の大会は無差別なので100kgの選手とも試合をしていた。だから体格差・身長差は大丈夫だと思っている」と断言。 「今まで戦ってきた人は基本的に僕より背が大きな選手ばっかりだったので、身長差は気にせず戦おうと思っています。黒田選手は蹴りもヒザ蹴りもパンチも全部うまい選手で、前回の試合を見て気持ちが強い選手だなとも思いました。技術で勝てないとしても、今度こそは気持ちでは負けないように頑張りたいと思います」と小倉戦での反省点も試される試合だと考えている。  そのうえでトーナメントに向けては「いつもと変わらず、地道な練習の積み重ねです」と小巻。「特にこれといって新しい技などは全く考えてなくて、試合になったらガツガツ行こうかなと思っています。もともとパンチには自信があって、Krushに出ていい感じでダウンを取れてるので、さらに自信がついてきました。もっともっとパンチ力を磨いていこうと思っています」と自慢の強打に磨きをかけている。  準決勝・決勝の対戦相手の予想・戦いたい相手について聞かれると、小巻は「準決勝で戦いたいのは吉岡ビギン選手。決勝では小倉選手にリベンジしたい」と語った。 「吉岡選手vs璃明武選手の予想は難しいですが、僕が戦いたいのは吉岡選手です。吉岡選手は別の大会で1回やっていて、その時はドローだったんです。あれから2~3年経ってお互い成長してるはずなので今やったらどうなるかなと。なので吉岡選手とやりたいです。決勝まで上がったら絶対に小倉選手とやりたいです、必ずリベンジを果たしたいし、前回より盛り上げて勝ちたいと思います」  今、小巻をはじめ実方宏介やマキ・ドゥワンソンポンといった真樹ジムAICHIのメンバーがK-1・Krushのリングで活躍している。小巻には「Krushのベルトは一つの目標で、しっかりKrushのベルトを獲って勢いをつけてK-1にも参戦したい。実方選手も7月のK-1福岡大会でめちゃめちゃいい勝ち方をして。正直うれしさもあるんですけど、悔しさもあります。いつかK-1名古屋大会をやるときが来たら、実方選手と一緒に出たい」という夢もある。  最後には「いつも言ってるんですけど皆さんが楽しんでいただけるような試合を出来るようにしっかりと戦いますので注目して見ててください!」と激闘を誓った。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント