現役ホストの舞杞(左)が参戦、星風との対戦にも自信満々だ
2019年5月11日(土)千葉・舞浜アンフィシアター『巌流島 世界武術王決定戦 2019 in MAIHAMA―序幕―』の前日記者会見が、10日(金)都内にて行われた。
異色の組み合わせとして話題を呼んでいる第5試合の無差別級戦、星風(大相撲/モンゴル)vs舞杞維沙耶(=まき・いざや/柔道)。星風は元大相撲の十両で荒々しい戦いを毎回見せている巌流島の常連選手。対する舞杞は柔道で高校時代に県大会で優勝経験があり、現在は新宿歌舞伎町の有名ホスト店で働き、『宴』という地下格闘技イベントに参戦。20戦19勝の好成績を収めており、歌舞伎町では「最強のホスト」として名を轟かせているらしい。
会見場に姿を現した舞杞は、意外にもスリムではなくがっしりとした体型で身体もかなり大きい。これには星風も「写真を見て小さいと思っていたら、ひと回り大きくて本当にホストかなとビックリした」という。
谷川貞治プロデューサーから「お店の人気はナンバー2ですが、強さはホストの中でナンバー1だそうです」と紹介された舞杞は「プレイヤーズクラブオゾンで働いています。人気2位ってなんか嫌ですね。去年の年間では1位でした。今回、試合を組んでくれてありがとうございます。星風選手の試合は何回も見ていて、相撲を最大限に生かす選手だと思いました。相手に合わせないファイトスタイルが僕は大好きです」と、以前から巌流島で星風を見ていたそうだ。
しかし「でも、いざ自分がやるとなったらこんなに武者震いがするものはない。試合がこんなに待ち遠しいことは今までなかったです。明日はいいものが見せられると思います。きっと僕らの試合が明日一番盛り上がる。そして、俺が勝つことが大番狂わせで一番面白いと思うので有言実行します」と堂々とした態度で勝利を宣言した。
なぜ巌流島に出てきたのかとの質問には「格闘技のイベントにホストが出ているのは何度か拝見しましたが、どいつもこいつも弱い。弱いどうこうよりも、それで最強とか言わないでほしい。普段は女と遊んでチャラチャラしているけれど、いざとなったら女を守れるのがホスト。女を守れないイメージを払しょくしたいと思って出てきました。この中では格闘技経験は一番ないんですが、何とかなるだろうって思っています」と、ホストのイメージを変えるために出てきたのだという。
さらに「バックボーンは柔道と言っていますが、はるか昔にやっていたことなので覚えていません。今は酒の強さなら負けないです。テキーラのボトル5~6本は大丈夫です。そこだけは絶対に負けない」と、ホストらしいアピールも。
星風は「みんなが面白い試合を見せられるように頑張ります。しっかりといい試合をしたい」と意気込みを語り、明日はホストの命である顔をどうしたいかと聞かれると「見たら強そうなので相手にとって不足はない。お互いにいい試合をしましょう」と挑発的なコメントやナメた発言は一切なし。これには舞杞も「優しい!」と感激していた。
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