2021年9月23日(木・祝)神奈川・ぴあアリーナMM『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 YOKOHAMA』の対戦カード発表記者会見が、8月12日(木)都内にて行われた。
「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」のリザーブマッチ3分3R延長1Rとして、BOM・WMC・J-NETWORKの三冠王でRISEスーパーフライ級3位・大崎孔稀(OISHI GYM)vs HOOST CUP 初代日本スーパーフライ級王者・滉大(及川道場)が決定。
滉大は関西で活躍するファイターで2017年4月に現在K-1で活躍する玖村将史、7月に現在RISEで活躍する政所仁、12月にKNOCK OUTで活躍したタネヨシホを連続撃破してDEEP☆KICK 53kg王者となった。さらに、2019年5月のホーストカップではJ-NETWORK&WMC日本スーパーフライ級王者で大崎一貴の弟・孔稀から延長戦で勝利を収め、HOOST CUP日本スーパーフライ王座に就いた。戦績は15戦無敗を誇っていたが、2019年10月のHOOST CUPで大崎一貴に判定2-0で敗れて初黒星。再起戦となった昨年10月の大阪大会ではMA日本バンタム級王者・KING剛をフルマークの判定で下して初防衛に成功。
7月のトーナメント1回戦で志朗と対戦し、延長戦までもつれ込む接戦を演じたが、ダウンを奪われて敗退。今回リザーブマッチに抜擢された。戦績は15勝(4KO)2敗2分。
大崎は25勝5敗1無効試合の戦績を持ち、25勝の内16勝がKO勝ちという攻撃力の持ち主。パンチ、蹴り、ヒジ、ヒザいずれでもKOできる破壊力を持ち、タイ人と渡り合うテクニックも持っている。特にボディブローは強烈。様々な団体で活躍するが、RISEには2019年11月から参戦。初戦は政所仁に敗れたが、その後は連勝を重ね、7月の大阪大会ではリザーブマッチで金子梓に勝利している。また、6月のRIZIN東京ドーム大会では、パンチのみの試合で那須川天心とも1Rに拳を交えた。
伊藤隆RISE代表が「リザーブマッチにするのはもったいない、本戦でやってもおかしくない試合。素晴らしい試合になるのでは」と話した通り、若き実力者同士(大崎21歳、滉大23歳)の対決となった。
滉大は「前回トーナメントで敗退してしまいましたが、またチャンスをいただけてありがとうございます。前回RISE初参戦で結果を出せずに終わってしまったので今回はしっかり結果を出してみせます」と、RISE初勝利を狙う。
大崎は「前回に続きビッグマッチに参戦させていただきありがとうございます。前回リザーブマッチに勝ったんですがもう1回ということで。滉大選手には1回負けているのでリベンジも含めてしっかり勝って、いつチャンスが来てもいいように待っていようと思います」と、リベンジを誓った。
3年前の対戦の印象を聞かれた両者は、「当時はタイで活躍していて、テクニックがあって全体的にバランスの取れた選手」(滉大)、「スピードとテクニックは凄いあるなと感じました」(大崎)とそれぞれ答える。
では、その時よりも自分が伸びたものはとの問いには、滉大は「フィジカル面、パワー、テクニック全てにおいてその時よりも上回っていると思います」、大崎は「3年前はどっちかといえばムエタイを主にやっていたので蹴りが得意でした。今もそれは変わりませんが、RISEに出るようになってパンチも練習してどの距離でも打てるようになっているので、全体的にパワーアップしていると思います」と、それぞれ以前とは違うとした。
滉大はRISE初参戦の試合を振り返り、「RISEのルールに少し慣れていなくて注意されたりもあったので、そこは直して、次の攻撃につなげていけたらと思っています」と修正を加えて2戦目に臨みたいという。
そのRISEデビュー戦を見て、大崎は「レベルはトップだと思いますね。志朗選手を相手に互角に戦っていたので。RISE初参戦でしたけれど全然そん色ないトップレベルだと思います」と評したが、「負ける気はないです。志朗選手は延長まで行きましたが、僕はしっかり差をつけて本戦で勝とうと思っているので、そこにご注目いただければと思います」と、志朗よりも差をつけて勝ってみせると語った。<決定対戦カード>
▼バンタム級(-55kg)3分3R延長1R京介(TOP DIAMOND)有井渚海(及川道場)
▼フライ級(-51.5kg)3分3R酒井柚樹(TEAM TEPPEN)KING TSUBASA(ROYAL KINGS)
▼オープニングファイト フェザー級(-57.5kg)3分3R松井大樹(MEIBUKAI)河津伸太郎(KRAZY BEE)