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【柔道】銅メダルのダリア・ビロディドが東京で撮影した動画を公開「思うようにいかないことは色々ありましたが、そのおかげで一層強くなれた」

2021/08/12 12:08
 東京オリンピック柔道女子48kg級銅メダルのダリア・ビロディド(ウクライナ)がグローバルブランドアンバサダーを務める「エステティックTBC」の動画が公開された。  東京・浅草のひさご通りをランウェイを歩くかのように登場したビロディドが向かった先は柔道場。待ち受ける強面の男性柔道家を鮮やかな大外刈りで一本を決めるというもの。  今回の動画公開に向け、ビロディドは「親愛なるファンの皆様。私のことを応援してくださる日本のすべてのファンの方たちに心からお礼を申し上げます。私にとって今年は一筋縄ではいかない1年でした。思うようにいかないことは色々ありましたが、そのおかげで一層強くなれたと信じています」とのコメントを発表している。  2000年10月10日生まれ、20歳のダリア・ビロディドはウクライナ・キエフ出身。柔道家の両親のもと6歳から柔道を始め、2015年世界カデ女子44㎏級を弱冠14歳で制覇し、2018年世界柔道選手権女子48㎏級では、これまで谷亮子が持っていた最年少記録を更新する17歳345日で優勝。同年の世界ジュニア選手権も制し、史上4人目となるカデ・ジュニア・シニアの年代別3カテゴリ世界制覇を達成した。  2018年、2019年と世界選手権で女子48㎏級連覇も、東京五輪では、準決勝で日本の渡名喜風南に横四方固で敗れ、3位決定戦で、イスラエルのシラ・リショニーに苦戦しながらも、終盤相手の腰車が抜けたところを返し、崩袈裟固による一本で銅メダルを獲得した。 「思うようにいかないことは色々ありました」とビロディドが振り返る通り、近年は減量に苦しんでおり、172センチの長身ながら最軽量級に五輪のために留まり最後に銅メダルを掴むと、畳を出て大粒の涙を流していた。  それでも王者として追われる立場のなか、2回戦でリツァ・ニコリッチ(セルビア)を残り0秒で払腰で投げて技有。準々決勝では、カタリナ・コスタ(ポルトガル)を相手に、GS延長戦の末、得意の横三角からの崩上四方固による一本で準決勝に勝ち上がった姿は、女王の意地を感じさせるものだった。  大会後、モルディブに渡り、英気を養う姿もアップしているビロディドは今後どの階級で戦うか。2024年パリ五輪に向け、注目だ。
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