昨年は陣内まどかに敗れて王座を逃した佐々木(左)が再度のチャンスに臨む。対する☆SAHO☆は勝てば2冠王だ
2019年5月19日(日)東京・八王子市富士森体育館『ムエローク2019 HACHIOJI』の主要対戦カードが発表された。
前王者の陣内まどかが怪我のため返上したWMC女子日本スーパーバンタム級王座決定戦として、同級1位・佐々木みいり(尚武会)とミネルヴァ同級王者☆SAHO☆(闘神塾)が決定。
地元出身の佐々木はジュニア時代からムエタイの指導を受けており、中学生になるとタイでの練習と試合を繰り返し『クイーンズカップ』(タイ王妃の生誕を祝う世界最大の女子ムエタイの祭典)でS-1王者に。昨年、陣内には敗れたが勝率は8割を越えている。得意技はヒザと左ミドル。
対する兵庫の☆SAHO☆は7勝(1KO)1敗と勝率も高く、2017年9月にミネルヴァ(ニュージャパンキックボクシング連盟の女子部門)スーパーバンタム級王者に輝いた。パンチが得意で佐々木の苦手とするタイプではあるが、2分5Rとヒジありのムエタイルールは今回が初挑戦となる。
☆SAHO☆は「このチャンスは絶対に逃さん。それぐらいこのベルトは価値のあるベルト。完全にアウェイ。そして今までとは全く違うルールましてやヒジありムエタイ―ル。そして2分5R。でも紗帆はやれるだけのことはやる、やってみせる。こんなチャンスなんかもうない。死に物狂いで練習して必ずこのベルト紗帆がとる」と、自身のSNSに意気込みを綴っている。
女子の試合がもう1試合、七美(真樹ジムオキナワ)vs菅原麻子の女子スーパーバンタム級2分3Rも決まった。
七海は中学3年生でプロデビューした沖縄が生んだ女子ホープで、アマチュア時代には沖縄在住のアメリカ人や男子選手を相手に10戦8勝の好戦績を残した。2016年12月にプロデビューを果たし、蹴り技を武器に日本各地で試合経験を積んできた。菅原は2018年9月にRISEでプロデビューしている。