2021年9月19日(日)さいたまスーパーアリーナで開催予定の「Yogibo presents RIZIN.30」の追加対戦カード発表会見が8月11日(水)、都内で行われた。
既に発表されているバンタム級トーナメント2回戦4試合と女子スーパーアトム級1試合の5試合に加え、あらたに5カードが追加された。
▼66.0kg契約 5分3R太田 忍(パラエストラ柏)久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE)
初代K-1 WORLD GPウェルター級(-67.5kg)王者、GLORYフェザー級(-65kg)SLAM世界トーナメント2013王者、元Krush -67kg王者の久保優太(PURGE TOKYO/BRAV)が、MMAに電撃参戦する。
2020年6月に、K-1 WORLD GPウェルター級王座を返上し、K-1を引退してボクシングに転向することを発表していた久保優太だったが、朝倉未来、BRAVE宮田和幸らとの練習でMMAへの興味が増し、MMAに本格的に挑戦することになった。
対するは、リオデジャネイロオリンピック・グレコローマンレスリング59kg級銀メダリストの太田忍。2020年の大晦日に総合格闘技デビュー戦となったRIZIN.26で所英男と対戦し、2Rに腕ひしぎ十字固めで一本負けを喫しており、今回がMMAデビュー2戦目となる。
東京五輪では、銀メダルの文田健一郎、銅メダルの屋比久翔平らをサポート。オリンピックの余韻も冷めやらぬなか、名門パラエストラ柏に所属を決め、自身もMMAで初勝利を掴むか。
会見で久保はタキシード姿にRIZINのオープンフィンガーグローブを着用し、「どうもこんにちは、久保優太です。僕はK-1からRIZINに来てしまいました。K-1のベルトをボクシングに行くって言って返上しちゃったんですけれど、それでいきなり見てもらった通りですね、これオープンフィンガーグローブ。このルールでいよいよやるってことになりました。生半可な気持ちでここへ来たわけではないので、挑戦するつもりでやるつもりですし、全てを捨ててじゃないですけれどK-1でやってきたものを捨ててでも、この舞台に立ってMMAで挑戦したいという気持ちでやってまいりました」とMMA参戦の意気込みを語った。
対する太田は「東京オリンピックがありましたけれど、僕自身、会場で金メダルを獲る選手をたくさん見てきました。僕もパフォーマーという形で参加させていただいたんですけれども、金メダルを獲る選手を間近で見ることで僕自身、東京オリンピックでの金メダルを目指してアマチュアのレスリングで戦ってきた選手なので、凄くモチベーションが上がっていますし、東京五輪での金メダルという夢は達成することは出来ませんでしたけれども、格闘技の世界で世界一を目指すということで、金メダルを東京五輪で獲得するということに本当に劣らないことだと思っているので、これからも総合格闘技の世界で世界一を目指して頑張っていきたいと思います。試合を楽しみにしていてください」と、プロMMAの世界で“金メダル”を目指すと誓った。