2021年9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~』の第2弾決定対戦カードが発表された。
スーパーファイトのK-1女子-53kg契約3分3R延長1Rとして、壽美(NEXT LEVEL渋谷)が櫻井梨華子(優弥道場)と対戦する。
壽美はKHAOSとKrushで3連勝をあげて2019年8月にヨセフィン・ノットソンと対戦したが、判定で敗れた。12月のK-1初代女子フライ級王座決定トーナメントのリザーブマッチでは真優に判定勝ち、2020年6月のKrushでNA☆NAに判定勝ち。そして11月のK-1で女王KANAを破る大番狂わせを演じ、一躍脚光を浴びる存在に。今年4月にはトーナメントを制して第5代Krush女子フライ級王座に就いた。戦績は11勝(2KO)4敗。
櫻井は元全日本キックボクシング連盟ウェルター王者にして、K-1 WORLD MAX 2009世界トーナメント第3位の実績を持つ山本優弥率いる優弥道場に所属し、第3回・第5回K-1アマチュア全日本大会チャレンジ女子Bクラスにて2回優勝しプロデビュー。2020年11月の『BOUT』では熊谷麻理奈から勝利を奪っている。ダンスのインストラクターでもあり、「私はHIPHOPダンスとK-1を融合させて戦うファイター」と話す。プロ戦績は2勝3敗。
Krush王者としての第一戦を迎える壽美は「Krushのチャンピオンになってから、自覚をさらに持って、毎日いつ試合が組まれても大丈夫なように練習してきたので、今回はKrushのチャンピオンなんだぞという強さを見せて勝ちます。人としても選手としても『チャンピオンだな、この人は』って思ってもらえる行動と練習を、誰に見られてもそう思われるようにやっています」と、王者としての自覚を持って日々格闘技に打ち込んでいるという。
どんな試合を見せたいかとの質問には「パワーがついたかなと思うことが増えたので、力強い試合を見せられたらと思います。やっぱり軽い階級じゃない、(女子の中では)ちょっと重い方だからこそ、力強さとかドカーンと勝つところを見せたいですね」と意気込んだ。
一方、大抜擢とも言えるK-1初参戦を果たす櫻井は「このたびはK-1の関係者の皆様、試合を組んでくださりありがとうございます。NEXT LEVELの皆様と壽美選手、オファーを受けてくださりありがとうございます。この大きい舞台に立てることはとても嬉しく思っています。いつも応援してくださる皆様に感謝の気持ちを込めて、しっかり当日まで練習していい試合を見せられるようにしますのでよろしくお願いします」と丁寧な挨拶。
初参戦については「純粋に凄い嬉しいのと、デビュー戦はKHAOSの試合に出させてもらったんですけど、いつも道場の先輩が出るK-1やKrushの試合にセコンドとして入らせてもらっていて。その時に裏で『マネージャーの方ですか?』とか言われたりしてたんですけど、こうやってその方々の前で舞台に出られるのは嬉しいし、ちょっと見せつけてやるぞという気持ちでいます。女子でも魅せられる試合というのはよく女子の選手の会見で聞くんですけど、それを本当に実現したいと思っています」と、魅せる試合を実践したいと意気込む。
「体重が軽い階級が盛り上がっているんですけど、自分が出たことによって『華があるな』とか、53kgでも52kgでもいい試合が見られるんだなというのを、自分が出て魅せたいですね」と話す。
その“華”の部分に関しては、櫻井は会見に着物で登場。理由を聞かれると「私は着物が純粋にめちゃくちゃ好きで、祖母がいろいろ着ていて、小さい頃から見させてもらってたんですけど、こういう大きい舞台では着たいなとか勝手な妄想をしていて。縁があって着物コンテストのモデルを毎年させていただいていて、この着物も縁があって凄くお高いものをいただいたので、この素晴らしいK-1の舞台で着れたらなと思って、気合いを入れて着てきました」と説明した。