記者会見でも大塚の発言に対して怒りをあらわにしていた扇久保
2021年9月19日（日）さいたまスーパーアリーナ『Yogibo presents RIZIN.30』にて、「RIZINバンタム級（61.0kg）トーナメント」2回戦で大塚隆史（T-Grip Tokyo）との対戦が決まった扇久保博正（パラエストラ松戸）が、自身のYouTubeチャンネル『おぎちゃんねる』に「怒ってます」と題した動画を公開した。
扇久保が怒っているのは、7月20日に行われた会見での大塚からの挑発だ。大塚は「相手が扇久保選手と決まって試合の映像を見たんですが、マジでクソつまんねぇなと思いました。俺のこの前の試合もクソつまらなかったけれど、次は確実にぶっ倒すので覚悟しておいて」と煽ったのである。
（写真）「マジでクソつまんねぇ」と扇久保の試合を評した大塚
これに扇久保は明らかな不快感を示し、「大塚の方を見ながら「なんか煽ろうとして強がってますけれど、全然レベル違うのでボコボコにして勝ちたいと思います。東京組と大阪組も全然レベル違うので、大晦日は東京組の4人で潰し合いたいと思います。次勝って、大晦日は井上直樹と戦って、決勝は朝倉海選手とやれればいいなと思っています」と、憮然とした表情で言い放った。
今回の動画で扇久保は「煽られましたね。凄い煽り運転くらった」とし、「クソつまんねぇって言われたんですけれど、まあ僕とすれば『お前に言われたくねぇよ』って感じですね。本当にあれはカチンと来ました。お前には言われたくないと思いました」と、頭にきたことを隠さない。
（写真）大塚の方を向いて「全然レベルが違う」と怒りの表情で反論した扇久保
「大塚選手は昔からああいう風に相手のことを煽ってやってきた選手なので、俺もなんか言われんのかなと思っていたんですけれど、まさか『クソつまんねぇ試合』って言われるとは。大塚選手の試合もクソつまんないんで、その方から言われるとは思わなかったからちょっとカチンときちゃったですね」と、その理由を話す。
「本当にレベルは違うんだぞっていうことを見せないといけない試合だなと思います。さらにそうやって煽られてもいるので、しっかり気持ちを作ってボコボコにしてやりたいなと思っています」と、試合で違いを分からせてやると扇久保。
互いのスタイルが似ているとの意見には「似ているって言っても、大塚選手の場合はパンチからタックルだけって感じじゃないですか。僕はもう少し幅広く蹴りも出来ますし、テイクダウンしてもキープも出来るし。バック取っても極めがあるので。だから本当に幅が広いのは僕の方なのかなって客観的に見て思っています」と、自分の方が幅が広いと客観的に見て思うとした。
話をしていても怒りは沸々と湧いてくるようで「本当に今イライラしているので試合で見せられればと思っていますね。ちょっとオラオラで行こうかなと思っていますけれど。面白い試合になるかは分からないです。でも飲み込んでやりたいと思っています」「めちゃくちゃムカついているんで、かなり気合い入っています言われたのでぶっ飛ばさなきゃなと思っています」と、大塚への怒りの言葉が次々と飛び出す。
しかし、煽りについては否定的ではなく「お互いムカついている者同士が戦った方が面白いと思うので。大塚選手は僕のこと絶対にムカついているので、そこでリング上で気持ちの勝負になるんじゃないかなと思っています。楽しみです」と、お互いの感情がぶつかった方が面白いとした。
そして最後にも「楽しみですね。あと1カ月半くらいあるのでしっかり身体と気持ちを作って、当日はもうボッコボコにしたいと思いますね」と、大塚に制裁を加えると宣言した。
