KO勝利後、出迎えた那須川天心(左)とグータッチを交わす南原(C)RISE公式チャンネル
2021年7月28日(水)東京・後楽園ホールで開催された『RISE 151』の第3試合で、プロデビュー戦を3R2分20秒、KO勝ちで飾った南原健太(極真会館)。
そのデビュー戦のドキュメンタリーが、大会の舞台裏に迫るINSIDEシリーズ『INSIDE RISE 151』がRISEの公式YouTubeチャンネルにて公開された。
南原は幼少時代から極真空手を学び、小学生の時はあの那須川天心とライバル関係にあった。那須川は体格で上回る南原に勝つために、ステップを駆使して打たせずに打つ現在のスタイルの元となるスタイルを編み出したというエピソードがあり、那須川も「今のスタイルがあるのは健太のおかげ」と話している。南原が史上最年少の17歳で世界選手権大会への出場を決めた時には、エールを送り合った。
那須川は南原のデビュー戦を後楽園ホールの通路から見守り、KO勝ちが決まると「なんか懐かしいというか嬉しいですよね。僕は健太を倒すためにずっとやってましたから」と笑顔を浮かべ、拍手を送る。
南原に勝つための戦法を考え、那須川をスパルタで鍛えた父・那須川弘幸会長もこの試合に注目し、「デビュー戦で3Rやれたというのは経験値が詰めたから。これで1Rで倒しても経験値が減るので、3Rで倒したっていうのは物凄くよいことですよ。だから次も、もっと経験値があるから行ける」と評した。
(写真)「マジでチャンピオンになれると思う」と声をかける那須川(C)RISE公式チャンネル
リングから降り、花道を引き揚げてきた南原を笑顔で迎えた那須川。グータッチを交わすと、那須川は「これからも頑張って。マジでチャンピオンになれると思う」と激励し、「今度練習しよう」と声をかけた。
那須川と南原の空手時代の試合映像や、今回の南原のKOシーンも映像で公開されている。