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【K-1】初参戦の石井慧を迎え撃つ愛鷹亮「自分の拳がぶっ壊れるくらいの勢いでぶん殴っていかないと倒せない」

2021/08/04 19:08
【K-1】初参戦の石井慧を迎え撃つ愛鷹亮「自分の拳がぶっ壊れるくらいの勢いでぶん殴っていかないと倒せない」

石井との“異種格闘技戦”に挑む愛鷹。体重差はあるが「K-1ルールでは自分の方に分がある」と自信

 2021年9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~』の第2弾決定対戦カード発表会見が、8月4日(水)都内にて行われた。

 北京オリンピック柔道男子100kg超級金メダリストで第5代HEAT総合ルールヘビー級王者の石井慧(クロアチア/チーム・クロコップ)が電撃参戦。愛鷹亮(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)とK-1ルールのスーパーファイト、スーパー・ヘビー級3分3R延長1Rで対戦する。


 中村拓己K-1プロデューサーは石井の初参戦について「今年に入ってから石井選手サイドの方から『K-1での試合に興味がある』とのコンタクトがあり、実際に石井選手とも会って話をしました。石井選手は総合格闘家として総合格闘技の試合を中心に戦っているんですけれども『このキャリアで立ち技、打撃オンリーの試合にも挑戦したい。立ち技の試合をやるのであればK-1で戦ってみたい』ということで話をしました」と説明。

 石井は現在クロアチアを拠点にし、現在もクロアチアにいるため会見は欠席。「ミルコ・クロコップ選手のチームでトレーニングを続けております。石井選手はこのままクロアチアで練習を続け、9月上旬に帰国をして準備を続けて9月20日に試合をすることになっています」という。


 スーパーヘビー級のスーパーファイトとして行われる今回の石井K-1デビュー戦。愛鷹を対戦相手に選んだ理由には「愛鷹選手は現在クルーザー級で試合をしていますが、元々はヘビー級で戦っていたファイターで。石井選手の初参戦が決まって、いろいろなファイターとの試合を考えていましたが、愛鷹選手だったら重量級のK-1らしい試合をしてくれると思って決めました」とのこと。

 会見に出席した愛鷹は「今回、石井選手とのオファーをいただいた時は少しビックリしました。自分も柔道をずっとやってきたので柔道の世界では雲の上のような存在の方でした。片や自分は県チャンピオンレベルの柔道家だったので、そういった方と1対1で戦えるリングがある。まずこういった場を提供してくれたK-1に本当に感謝します。柔道少年だった自分が金メダリストと試合が出来るのは本当に誇らしい気持ちもありますし、K-1はこういう夢みたいなことが出来る舞台だと改めて感じました。でもK-1ファイターとしては自分の方が先輩なので、もちろん勝ちに行く準備をしていきますし、体重に関しては20kgくらい差がありますけれども、気持ちで圧力にも屈っしないで勝ちに行きます」と意気込みを語った。

「柔道とは全く別のルールなので、K-1ルールでは自分の方が戦績も積んでいるので分があると思っています」という愛鷹。


 石井の打撃については「試合映像を見ても寝技に行くのが多かったので、あまり打撃は見れていないですが、サウスポーで左スイングフックからタックルに行くパターンが多かったですね。強いフック系で打って来る。細かいパンチが上手いという印象はないですね」と評した。

 コーチがミルコ・クロコップであることには「自分らが子供の頃から見ていた凄いファイターに教わっていますね。彼の打撃を普段から受けているかと思うと、打たれ慣れしていると思うので、自分の拳がぶっ壊れるくらいの勢いでぶん殴っていかないと倒せない。しっかり切り倒していきたいと思います」と、拳が壊れるくらいの覚悟で打ち込むとする。


【写真】2014年大晦日、ミルコ・クロコップとオープンフィンガーグローブで立ち会っている石井慧

 20kgという体重差には「ぶっちゃけやってみないと分からないところですが、元々ヘビー級でやっていた頃は20kg差もやっていました。ただ相手の肉体レベルが違うので、筋肉で20kg重いのと脂肪で20kg重いのでは全然変わってくると思う。やっぱり圧とかで削られるのはあると思います。あとは打たれ強さですよね。ガードが岩みたいだとの話を聞くので、しっかりチームのみんなと作戦を立てていきたいと思います」と、未知数だと話した。

 愛鷹は現在3連敗中。その中で石井と戦うことについては「連敗が続いており厳しい状態で家族にもカッコいい姿が見せられていないので、今回の試合は勝つ姿を見せるのが大前提。自分は本当に後がないので、開き直った覚悟、強さがあると思うでその強さを見せていきたいと思います」とした。


 なお、石井はK-1と並行してMMAの試合も行っていくのかとの質問を受けた中村Pは「そこに関してはお話をして、細かい部分は公表できませんが、MMAの試合をやりつつK-1 JAPAN GROUPで立ち技の試合をやっていく形になります。あくまでもこれは最初のきっかけになるので、この試合がまずどうなるかがありますが、今後も石井選手にはK-1の試合をやっていってもらいたいと思います。もちろんMMAの試合が中心になると思います」と、並行して行っていく方針だという。

 また、K-1スーパー・ヘビー級タイトルへの期待はと聞かれると「僕も記者時代から石井選手は格闘技の探求心は強い選手だと思って見ていましたし、立ち技をやることでK-1を選んでくれたのも嬉しいですし、今回初めてK-1ルールの試合をやってみてK-1ファイターとしての可能性が見えてくると思うので、それは今回の試合を見てから考えていきたいと思います」と、石井がK-1王座を争う可能性もあると答えた。

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