再起戦へ向けて東京への出稽古を敢行したケイト(左)。新女王・伊澤との技術差を痛感したという(C)DEEP JEWELS
2021年9月4日(土)新宿FACE『skyticket Presents DEEP JEWELS 34』にて、ミッコ・ニルバーナ(AACC)とフライ級(-56.7kg)5分2Rで対戦するケイト・ロータス(KING GYM KOBE)。
3月大会のプロ2戦目で初黒星を喫し、9月の再起戦へ向け、7月下旬に東京への出稽古を敢行した。6月大会で本野美樹を腕十字で破り、DEEP JEWELSストロー級王者となった伊澤星花と、横田一則の指導でK-Clannにて練習。朝練の走り込みから参加し、ジムでのミット打ちやスパーリングでシゴキ抜かれた。特に伊澤とのスパーリングでは一本を何本も取られて技術の差を強く感じたようだ。
その伊澤とケイトが練習を終えて、DEEPの公式YouTubeチャンネル『DEEPチャンネル』で対談を行った。実は、2人は同じ日にDEEP JEWELSデビューしており(2020年10月31日)、ケイトは「あっという間でした。1年突っ走って来たので、ほんと一瞬ですぎちゃってもう2年目に入るんだって。選手をやっているとそうやって一瞬で選手の寿命も終わってしまうのかなって感じます」、伊澤は「自分の周りが凄い変わったなって1年でした」と振り返る。
ケイトと一緒に練習した感想を聞かれた伊澤は「こっちに来て練習するまでは『可愛いなー』としか思っていなかったけれど、練習してみたら強くなりたいという気持ちが凄い出ていて、顔だけじゃなくて心も凄く可愛いんだなって思いました」と、毒を含む言葉。
(写真)元祖・美女ファイターの長野美香(右)ともスパーリングを行った
実際、「顔だけだろ」と言われることが多いというケイトは「正直めちゃくちゃ悔しいですね。私は自分の見た目を重視して欲しいと思っているわけではなくて、お兄ちゃんとかお母さんにも『そんなんクソくらえやぞ』って言われるくらいの家庭で育っているので(笑)。本当は悔しいけれど、自分が顔だけじゃないんですって言える実力が今はまだないので、言われても仕方ないのかなって思います」と、しっかりとした実力を付けて見返したいとの向上心を示した。
逆に伊澤は「顔、欲しいですね。可愛い顔が手に入るなら(笑)」と、ケイトのルックスが羨ましいと笑う。
(写真)K-Clannのある亀有駅前でお約束の1枚
階級に関して、ケイトは前回の55kg契約では「スタミナ切れが凄く早かった」と振り返り、当面はフライ級(-56.7kg)でやっていきたいと要望。伊澤は「ストロー級(-52.2kg)には減量無しで出ていて。でも相手にパワーがあっても気にならない戦い方をしているので。階級の上げ下げは自由に出来るのでいろいろな選手と戦ってみたいです。49kgが減量していい身体を作って仕上がって試合ができる状況だと思います」と、上下の階級でもやってみたいとしながら、RIZINの女子スーパーアトム級(王者は浜崎朱加)にあたる-49.0kgがベスト体重だと話した。
今後については、ケイトは「一歩ずつ実力を付けていく。試合をたくさんして、すぐにチャンピオンになれるとは思っていないので、とりあえず実力を付けていくってことですね」と地道に強くなっていきたいとし、伊澤は「まずは日本で活躍して、しっかりと可愛くなって実力を付けて、日本で人気になってから世界に出て輝きたいなと思います、まだまだMMA的な技術が全然ないので、そこにつなげる動きとかもしっかりやりながら、体力トレーニングとか食事もしっかりしていきたいです」と、まずは日本で活躍してから世界へ出ていきたいとの目標を掲げた。
対談は前・後編に分かれており、後編では好きな男性のタイプなどプライベートに迫る内容になるらしくファンは必見だ。