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【K-1】谷山俊樹が4年半ぶりの参戦で篠原悠人と対戦、金子晃大と晃貴が4年8カ月ぶり再戦、7連勝の龍華は強打者・蓮實光と初対決

2021/07/31 22:07
 2021年9月20日(月・祝)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~』の対戦カード発表記者会見が、7月31日(土)都内にて行われた。  スーパーファイトのK-1ライト級3分3R延長1Rで、谷山俊樹(谷山ジム)と篠原悠人(DURGA)が対戦。  谷山は学生キックを経て、2008年3月にプロデビュー。Bigbang以外にもK-1やKrushで活躍し、これまでWBKF王座のほか、WKA世界スーパー・ライト級、初代Bigbangスーパー・ライト級、ISKAインターコンチネンタル63kgなどの王座も獲得。今年3月のBigbangではPFCフェザー級王者・林優作を1RにハイキックでKO勝ちしている。戦績は33勝(10KO)10敗2分のベテランだ。K-1には2017年2月以来の出場となる。  篠原は高校生時代にK-1甲子園2015 -65kgで優勝し、2016年4月にK-1初参戦。2018年K-1ライト級世界最強決定トーナメントでは1回戦でゴンナパーをKOする大番狂わせを起こして3位になり、2018年8月にはKrushスーパー・ライト級王座に就いた。同王座は返上してライト級に本格転向し、2020年6月ゴンナパー・ウィラサクレックが保持するKrushライト級王座に挑んだが判定で敗れ王座奪取ならず。9月のK-1大阪大会で卜部功也、今年3月のK’FESTAで西京佑馬に敗れて3連敗中。戦績は13勝(6KO)6敗。  谷山は「新生K-1に4年半ぶりに帰ってきました。今のK-1はレベルが高いですね。僕は旧K-1時代から7回目の出場ですが、今が一番強いので期待していてください。僕が出ていなかった4年半はあっという間で、若い選手が強くなっていて篠原選手はそのトップの一人だと思う。僕の実力を示すには最高の相手。僕も地球を1周して5大陸のジムを巡って武者修行したり、結婚したりとあっという間の4年半でした。今は地に足がついた姿だと思うので、最高の試合をリングで見せたいと思います」と意気込んだ。  対する篠原は「3連敗していて後がないので、しっかりいい勝ち方をしてそこから無敗でベルトに挑戦したいと思っているので、ここでしっかりKOで勝ちたいと思っています。今までテクニックと言われてきてそこを意識しすぎたのもあったし、自分のやってきたことを試合で出せなかったり。それが実力だったので、やってきたことを100%出せる練習をしています。谷山選手は正直あまり知らないですけれど、強いって聞いたので楽しみにしているので、その中でKOで勝ちたいというのがあります。(相手がベテランでも)僕もデビューしてから20戦目なのであまり意識してないですね」と、連敗脱出を誓った。 スーパーファイトのスーパー・バンタム級3分3R延長1Rでは、金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)vs晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が決定。  金子は第2回K-1アマチュア全日本大会チャレンジAクラス-55kgで優勝し、2006年9月にKrushでプロデビュー。無敗のまま6戦目で軍司泰斗を破りKrushバンタム級王座を奪取、第3代王座に就いた。卓越したテクニックと攻撃力で9連勝を飾っていたが、2020年3月に玖村将史に判定で敗れ初黒星。今年3月に1年ぶりの復帰を果たすと、鬼山桃太朗にTKO勝ちした。戦績は10勝(5KO)1敗。  晃貴は現K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の武尊と同じ鳥取県出身で、鳥取時代も同じジムにいた弟分。2019年1月に第4代Krushバンタム級王座に就いた。2019年11月の2度目の防衛戦で佐々木洵樹に敗れて王座を失い、2020年からはスーパー・バンタム級に転向。2021年は2月に野田蒼にKO勝ち、5月に黒田勇斗から判定勝ちと連勝中。戦績は10勝(3KO)7敗1無効試合。  両者は2017年1月に対戦し、この時は金子が左フックで2度のダウンを奪って3RにKO勝ちしている。  会見で金子は「前回から半年ぶりなんですけれど、この半年間で前回よりもいいパフォーマンスができるようになってきているので、そういうパフォーマンスを見せていこうかと思います。(前回は)KOという形で勝てたのはよかったかなと思います。前回の反省だったり、技術だったりコンビネーションだったりをトレーナーと考えてやっています」と、前回からの進化を口にする。  晃貴は「金子選手は強いですけれど、ここでしっかり自分が勝って、自分がK-1のトップ戦線にいって盛り上げるので応援お願いします。(2連勝は)試合で自由にやっている感じです。前はテクニックを使おうとしていたんですけれど、それで失敗して負けだしました。今年に入ってからは自由に戦って連勝を始めたので、今回も自分が勝ちます」と、連勝の勢いでこの一戦も駆け抜けたいとした。  再戦についてどう思うかと聞かれると、金子は「(前回の対戦は)昔なのであまり参考にはしていません。昔はKOで勝ったんですけれど、今回も同じような結果になると思っています。次は2回目の対戦ですが、次はないような試合をしたいと思います」と圧倒的な差をつけて勝つとし、晃貴は「自分はKrush初参戦の時に金子選手と戦ってKOで負けちゃっているので、今回はしっかり対策を練って、自分がよこはまつりで金子選手にリベンジします」とリベンジを宣言した。  スーパーファイトのK-1ライト級3分3R延長1Rでは、龍華(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)と蓮實光(パラエストラ栃木)が対戦する。  龍華は2018年11月にプロデビュー。K-1甲子園では2018年こそ準優勝に終わったものの、2019・2020と-65kg級で史上2人目の連覇を達成した。今年3月には弘輝を1RでKOに沈め、破竹の7連勝をマーク。戦績は7勝(4KO)1敗。多彩な蹴り技を持つサウスポーだ。  蓮實は総合格闘家でもあり、Krushには2018年6月から参戦。パワーを活かしたファイトスタイルで4勝(2KO)2敗の戦績をマークし、2020年3月には東本央貴とダウンを奪い合う試合を演じてKO勝利。7月には大沢文也からも3度のダウンを奪ってKO勝ちしているハードパンチャーだが、12月大会では朝久泰央にKO負け、今年3月には卜部功也に判定で敗れ連敗中。戦績は5勝(3KO)4敗。  龍華は「2戦連続でK-1に呼んでもらえて嬉しく思っています。今日、K-1甲子園のベルトを返還しました。自分はK-1とKrushのベルトを狙っているので、こんなところで負けていられないので必ずKOで倒します。(前回は)1RでKO勝ちといういい勝ち方ができました。次もいい勝ち方ができるように、練習から自分のいいところを伸ばしていけるようにやってきたいと思います」とKO勝ち宣言。  蓮實は同門の大沢文也にKO勝ちしており、「あの日、自分が(大沢の)セコンドについていました。目の前でジムの会長が倒されているので、敵討ちじゃないですけれど、必ず蓮實選手を沈めます」と誓う。  対する蓮實は「自分は栃木県初のK-1王者を目指しますので、今回の試合はきっちりKOでねじ伏せたいと思います。(前回の敗戦は)とてもいい勉強になったと思います。結果は負けてしまったんですけれど、自分がどう戦いたいかを考えさせられました。今回は(3月から)半年くらい空くので、生まれ変わった蓮實光をまた見ていただきたいです。今回(過去に)戦った朝久泰央選手がチャンピオンとなって、チャンピオンのレベルは拳で分かっているので、あとは追いついて追い越すだけかなと思います」と、同じくKO勝ち宣言。K-1王者を目指して再スタートを切るとした。
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