バキバキに引き締まった身体で計量をパスしたMISAKI。普段よりも3kg軽い契約体重をクリアーしてみせた
2021年7月29日(木)東京・浅草花やしき内にある浅草花劇場にて開催される『SHOOT BOXING Girls S-cup2021 -road to tournament-』の前日計量&記者会見が、28日(水)都内にて17・00より行われた。
セミファイナルにあたる第4試合の45.0kg契約エキスパートクラス特別ルール3分3R延長無制限Rで対戦する、SB日本女子ミニマム級1位MISAKI(TEAM FOREST)はリミットちょうどの45.0kg、坂田実優(FASCINATE FIGHT TEAM)は44.85kgでそれぞれ計量をパス。
計量を終えたMISAKIは「普段の階級が48kgなので、減量しながら(計量の)会場へ向かっていました。計量が終わって、初めて水分がおいしいなと思いましたね。初めての体重なので辛いなと思っただけで、みんなと比べたら全然大変じゃないです」と、厳しい減量だったにも関わらず笑顔を見せる。「ハロハロの果実氷入りが食べたいです」と笑った。
対戦相手である坂田の印象は「凄く上手で若い選手ですが、原口(健飛)選手のジムなので気の強さも見えたりして。戦績は下だと言われていますが、私は全く下だとは思っていなくて私の方が噛みつきに行くくらいの気持ちでいます」と、全く格下だという意識はないとする。
どんな試合を見せたいかと聞くと「SBのリングに上がってくれるということで、彼女はRISEの選手なので今回は投げ・絞めを封印します」と、打撃だけで勝負すると宣言。「できたらしない方向で、打撃でどこまで行けるかを見せたい。見てもらって、私が昔獲ったベルトが打撃だけのJ-GIRLSのベルトなので、再度いつでもどこでも戦えるんだぞというのを見せたいです」と、どんなルールでも戦えることを証明したいと理由を話す。
「スピードも持久力もめちゃ上がっています」と前回よりもはるかに進化したと胸を張り、猪突猛進スタイルと最近の頭を使って冷静に戦うどちらのスタイルで行くのかとの問いには「それは明日のお楽しみってことで。何でもできるようになっているので」と当日のお楽しみだとした。
「やれることは何でもしてきました。前は気持ちが先行しすぎて、やれることが1割しか出せませんでした。今は気持ちにセーブをかけることができているので、“ヨーイ、ドン!”じゃなく。それが(前々回の)祥子戦で出せたので気持ちが変わりました。いけるんだと分かりました」と、気持ちにセーブをかけられるようになったことが大きな成長につながったとする。
「理想はKO」だが、「魅せたい部分もあるので。見せたい技がいろいろあるので見せてKOできたらと思います。RISEで戦っている選手なので全く投げや関節技をやらないわけじゃないですが、勝ちにこだわるより魅せて勝ちたい。私が噛みつきに行くくらいの気持ちでいます」と、今回は“魅せる試合”がテーマだと話した。
この試合をクリアーすれば念願であるSBのタイトルマッチに近付くことは確実視されており、「正直やってきた相手が違います。私は寺山日葵選手、MIO選手、イリアーナ選手…怖い選手とたくさんやってきました。それ以上に怖い選手は上がらないと思います。誰が来ても全然大丈夫なので、とにかく強い相手を用意して欲しいです。みんなが強いと思っている選手がSBのリングに上がってくれたら嬉しいです」と、強い相手とタイトルを争いたいと希望する。
そして「ここから一戦一戦、全く違うMISAKIを見せられると思います」と、毎試合成長した姿を見せていきたいと語った。