千葉キック「千葉市政100周年記念大会 千葉キック2021」2021年7月25日(日)TKPガーデンシティ千葉
▼第5試合 メインイベント ジム対抗戦 54.5kg契約 3分3R◯若原 聖(マスターズピット/千葉市稲毛区)判定3-0 ※30-28、29-28×2×ナカムランチャイ・ケンタ(team AKATSUKI/千葉県鎌ヶ谷市)
聖(つばさ)はセミファイナルに出場した快(こころ)の兄。空手仕込みの蹴り技を得意としているが、最近はパンチの技術も向上。今回の試合に関しては「ガンガン行きます」と宣言している。
対するナカムランチャイは、複数のチャンピオンを輩出しているteam AKATSUKI所属のファイター。レベルスやKNOCK OUTのリングで活躍してきた良太郎がセコンドに付く。勝てば相手を薙ぎ倒す強打を誇るが、練習嫌いを公言しており「他人には厳しく、自分には優しく」をモットーとする曲者だ。
1R、ナカムランチャイがサウスポー。ナカムランチャイは右のカーフキックや左ミドルを遠い距離から放つ。聖は左右のミドルとハイを蹴り分けながら、随所でワンツーをヒットさせる。
2R、聖が強烈な左のハイキックをヒットさせたが、ナカムランチャイは倒れない。ナカムランチャイは右のカーフキックを多用して、聖のバランスを崩させる。聖の鋭い右顔面前蹴りで、ナカムランチャイは鼻から出血する。
3R、ナカムランチャイが組んでのヒザ蹴りを見舞い、離れ際に右のヒジ打ちを狙う。聖は右の三日月蹴り、ハイキックを放つ。ナカムランチャイは疲れからか、若干手数が落ちる。一方の聖は終盤までロー、ミドル、前蹴りなどの蹴り技を多用し、右フックをヒットさせた。ジャッジは3者の支持を得た聖が判定勝利を収めた。
[nextpage]
▼第4試合 セミファイナル ジム対抗戦 50kg契約 3分3R×若原 快(マスターズピット/千葉市稲毛区)TKO 2R 1分55秒 ※レフェリーストップ◯花澤一成(市原ジム/千葉県市原市)
快(こころ)は兄と共に3歳から極真空手をはじめ、アマチュア時代にはWBCジュニア王座など輝かしい実績を残している。今年5月にプロデビューを果たしたが、結果はドロー。今回はプロ初勝利を目指す。
対する花澤は、今回はプロデビュー戦となる。スピード感のある打撃とテクニックには自信を持っており、試合前には「これまで積み重ねて来たことを出し切れば必ず勝てます」と必勝を宣言している。
1R、両者ともスピード感のある左右のローキックを蹴る。快は左のボディフックを見舞う。花澤は右のミドルキック、右ストレートで攻めていく。
2R、快が右ローからのワンツーで前に出るが、そこに花澤が強烈な右ストレートを打ち抜き最初のダウンを奪う。何とか立ち上がった快だが、ダメージは大きく右フックを被弾して2度目のダウンを喫する。フラフラになりながらも前蹴りを蹴る快だが、最後は花澤が右の縦ヒジから左フックで3度目のダウンを奪取。快のダメージは明らかで、レフェリーが即座にストップした。
[nextpage]
▼第3試合 ジム対抗戦 49kg契約 3分3回戦×鴇田波琉(モリタキックボクシングジム/千葉市中央区)KO 3R 2分48秒 ※右ボディストレート◯高橋稀涼(シリラックジャパン/茨城県日立市)
1R、鴇田が前手を使いながら距離を測り、右ローを蹴る。ムエタイスタイルの高橋は右ミドルを強打、左ジャブを使い鴇田を近づかせない。近距離の攻防で、鴇田が左右のフックを見舞う。
2R、鴇田のパンチに、高橋は必ず右ローを蹴り返す。中盤以降、圧力をかける高橋は右ミドル、ローを強打する。
3R、高橋が強烈な右ローをヒット。さらに、遠い距離から左の縦ヒジを見舞うと、鴇田が吹っ飛んでダウン。
立ち上がった鴇田に、高橋が右ボディストレート、右の横ヒジ、右ストレートで襲いかかる。さらに、コーナーに鴇田を追い詰めて、右ボディストレートをめり込ませる。この一撃に鴇田がうずくまってダウン。何とか鴇田は立ち上がったが、ダメージを見たレフェリーがストップし、高橋が圧巻のKO勝利を収めた。
[nextpage]
▼第2試合 ジム対抗戦 スーパーライト級(63.5kg) 2分3回戦×ダイラン(拳伸ジム/千葉市中央区)判定0-3 ※27-28、27-28、26-29◯梅沢遼太郎(白山道場/東京都文京区)
1R、ダイランが右ストレートで飛び込み、左右のフックの連打でスタンディングダウンを奪う。嬉しさを爆発させるダイラン。梅沢は組んでのヒザ蹴りで応戦。終盤、梅沢が左フックをヒットさせた。
2R、今度は梅沢が首相撲からのヒザ蹴りを連打し逆襲に出る。ダイランも随所で右フックを返すが、スタミナ切れが目立つように。梅沢がコツコツミドルキックやヒザ蹴りでペースを引き戻す。
3R、梅澤が完全に首相撲でペースを掴む。掴んでのヒザ蹴りを連続で放っていき、レフェリーがスタンディングダウンを宣告。ダイランも左右のフックを見舞うが、パンチに力がない。梅澤が徹底的に首相撲からのヒザ蹴り、右ミドルで攻め続けて逆転勝利した。
[nextpage]
▼第1試合 ジム対抗戦 56kg契約 3分3回戦 ※首相撲・肘打ちなし×磨生(YSSジム/千葉県四街道市)TKO 3R 1分53秒 ※パンチ連打→レフェリーストップ◯蘭丸(team AKATSUKI/千葉県鎌ヶ谷市)
1R、磨生がワンツーで襲いかかり、右ローを強打。すると、蘭丸が右フックを効かせてパンチの連打、レフェリーがスタンディングダウンを宣告する。右のヒザ蹴りや右フックで攻め続ける蘭丸。
2R、磨生は左右のフック、右ボディストレートで逆襲を狙う。だが、終盤に蘭丸が左フックからの右ストレートをクリーンヒット。磨生が2度目のダウンを喫する。磨生の鼻から出血が見える。
3R、果敢に右のカーフキック、ワンツーで前に出る磨生。すると、蘭丸が左のヒザ蹴り、右ミドルでボディを効かせて、またも左フックから右ストレート。ダメージの大きい磨生を見て、レフェリーがストップした。蘭丸が圧倒的な実力を見せつけ、KO勝利した。
▼オープニングファイト 第3試合 49kg契約 2分3回戦 アマチュア特別ルール ◯裕次郎(拳伸ジム/千葉市中央区)判定3-0 ※29-28×2、29-27×健心(AX-GYM/東京都足立区)※1Rに裕次郎がダウン奪取。
▼オープニングファイト 第2試合 39kg契約 2分3回戦 アマチュア特別ルール×翔力(拳伸ジム/千葉市中央区)判定0-3 ※28-30×2、29-30◯好健(治政館江戸川道場/東京都江戸川区)
▼オープニングファイト 第1試合 56kg契約 2分3回戦 アマチュア特別ルール△成田 煌(MIYABI/茨城県鉾田市)ドロー 判定1-1 ※29-28、29-30、29-29△秋山任成(BRING IT ONパラエストラAKK/東京都足立区)