K-1スーパー・フェザー級王者・武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と、RISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)の対戦について7月20日、RIZIN榊原信行CEOが、「僕らだけでは決められないが」と前置きした上で、「天心サイドと話しているのは大晦日。武尊vs.天心戦があるとすると、ワンチャン年内なんじゃないですかね」と語った。
7月18日のRISE大阪大会後、伊藤隆RISE代表は「当初、6月13日でという打診はありました。それがご存じの通り武尊選手の怪我で流れました。天心はこれまでかなり過密スケジュールで試合をしてきて昨年拳を痛めたので、マネージメントチームは試合(期間)をコントロールしている状況です。現状、試合が決まっているのは9月23日のRISE横浜ぴあアリーナ、大晦日のRIZINしかないです。あとはキックボクシング最終試合のRISE ELDORADO 2022が3月か4月」と語っており、現時点で那須川が決まっているのはこの3試合とした。
20日のRIZIN会見後の囲み取材で榊原CEOは、「K-1、武尊、RISEともこのあと協議を重ねて、やるなら早めに決める必要がある。決まればの話しですけど天心は、12月31日はRIZINとともにここまできたので、さいたまスーパーアリーナにいたい、そこで試合したいという強い思いはある」と説明した。
しかし、中村拓己K-1プロデューサーは一貫して、「2人の試合の話が出てきた中で中立のリングで実現させるのが大前提」とし、6月の会見でも、「RIZINの大晦日大会でやることはありません。引き続き中立の舞台で2人の試合ができるように前向きに調整していきます」と語っている。
伊藤RISE代表は7月18日に「RIZINの榊原代表とやりとりしていますが、どうなるかは決まっていない状況です。真摯に向き合っていかないと私は実現しないカードだと思っています」と、調整の難しさを語っていた。
果たして、武尊vs.那須川天心は実現するか。